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支配の系譜
人工言語の資料としても使用する事になりましたので、読みにくい表現もあろうかと思います。
箇条書きというか、エピソード部分だけを並べ立てて書いただけの、ダメな文章です。 |
父親の考古学探検隊に付いて来たリョウは、とある洞窟でウッカリ滑落した。
「痛てて、ここは…どこだ?
うわ!」
兵士「
zi o xu? Na^ u, a Pe zi.」
ツィ オ シュ?ンドゥワ〜 ウ、ア ペー ツィ。 リョウは地底の兵隊に捕まった?
エライ人?の前に突き出されて何か聞かれた…らしいが言葉が通じないので牢屋にぶち込まれた。冒頭から意味のわからない展開だ。
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「
Pa zu iPi. u^ Ca^ yo o iPi. 」
パ ツ イピ。ウォウ〜 ジュワ〜 ヨ オ イピ。 女の子が牢に入って来た!
「な?何だ突然…パツイピ?全ッ然ワカランぞ。」
「
... ooo^!! Na^ Ca^ u, o xu^?!! 」 (-"-;)
オゥオオオ〜!!ンドゥワ〜 ジュワ〜 ウ、オ シュォウ〜?! (激おこ)
「?…コイツ、言葉通じないの判ってないんじゃ…」
身振りで言葉が通じないと伝えたが…何かニタニタして翌日もやって来た。
「
ya Kau aTo zi^. Pa aNo. Pa za. ..... 」
ヤー カゥ アト ツィェイ〜。パ アノ。パ ツァ。…
石や水を指差して、その名?を呼ぶ…言葉を教えてるつもりらしい。
「そうだ…オヤジが言ってた事が。
(地面にグチャグチャ描いて)、これ、何だ?」
「
o.... Pa xu? 」
オ… パ、シュ?
(なるほど、『これ何だ?』は『
パ、シュ?』か。)
こうして色んなモノを逆に尋ねて単語力を付けていった。
未知の言語の原始的な習得法である。
数日が経った。今更ながら互いの名も知らぬ。
まずはちゃんと名乗りつつ…
「
u Ca "iLi". ((皆)我を『イリ』と呼ぶ。)
ウー チャ 『イリ』。
u^ Ca^ yo o iPi. (汝言え我に外(について)の事。)」
ウォウ〜 ジュワ〜 ヨ オ イピ。
「
u Ca "Lio". ((皆)我を『リョウ』と呼ぶ。)
ウー チャ 『リォ』。
Na PaKa Ka^ iPi. (無い、天井…外という所には。)
ナー パカ グワ〜 イピ。
Ka を付ける方が場所だと明確だ。」
それなりに意志疎通が出来る様になったが…
王宮。王女三姉妹。長女ツデ(青)、次女セツ(赤)、三女イリ(灰)。
「
"iLi".... xa^ uLo Pa, sa^ xu? (イリ…汝見ゆ、かの男如何様に?)」
『イリ』…シュワ〜 ウロ パ、 スワ〜 シュ?
「
xa zu Ce, Na! (思うに、不快な人にあらずと。)」
シャー ツ チェ、ナ!
「
Pa zu Texi! Ku zu Pa, suTa^! (不要の人也。消す、ヤツ、すぐ。)」
パ ツ テシ!クー ツ パ、スドゥワ〜!
長女が外の事などを知りたくて、三女を牢へ通わせていたのだ。
次女は元から外の人(と長女)を快く思っていない。
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だいたい半月ぐらい経った…いいかげんシャレにならん期間である。
リョウもイイカゲン帰りたい。非常手段!
「スマンが…えい!
Tu Ka^ iPi. zi^ PiNi^! (行く外へ。汝、盾たらん!)」
トゥー グワ〜 イピ。ツィエィ〜 ビンディエィ〜!
「
ooo^! zi zu Ce, Ceeee! (うぐわッ!汝不快な人、キライ〜ッ!)」
オゥオ〜!ツィ ツ チェ、チェエエエー!
リョウはイリを人質に牢から脱走した。
「
La^! Pa zu iPi aLuPa, a Ce! (見よ!外の人全て、不快也!)
ル゙ワ〜!パ ツ イピ アルパ、ア チェー!
"MuLu", a Na^ zu Pa Ka^ iPi Tu! (ムルッ!ヤツを外へ動かす勿れ!)」
『ムル』、アンドゥワ〜 ツ パ グワ〜 イピ トゥ!
「
Pe zu Pa xo^ Ca, zaPaLi! (捕らえるヤツ我が手で必ず!)」
ペー ツ パ ショゥオ〜 チャ、ツァパリ!
「
.... (…)」
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「
Pa exiTe KiLo o Ka^ iPi o Tu? ..... (外へ行くの心のみか?…)
パ エシテ キロ オ グワ〜 イピ オ トゥ?
a, Ku yo Ce.... ya xiya Ka^ iPi. (なら、不快事を忘れん…示す外への道。)
ア、クー ヨ チェ…ヤー シヤ グワ〜 イピ。
a, Mo^ Ka^ Ca, xiNa^? (で、汝来るここへ、再び?)」
ア、ンボゥオ〜 グワ〜 チャ、シンドゥワ〜?
「
Pe sa^ Pa.... (そうする)…うわッ!」
ペー スワ〜 パ…
「
ooo! (うぬぅ!)
ボカッ!!」
出会い頭に殴られた。地下の川へ転落した…
「
"Lio! Pa CuTo Pe... a, Pa Ku!!!"
『リォ』!パ チュト ペ…ア、パ クー!!
(リョウ、滑落したぁ、死んだぁ!)」
多分イリの叫び声が遠くに聞こえた。
どのくらい時間が経ったのか、リョウは病院で目覚めた。
全てが夢だったのか…しかし兜や剣と一緒に見つけられたのだ。どうせ言っても信じてもらえないのは明白なので、記憶喪失を装った。
そして三年後。父を継ぐという名目で大学で考古学を専攻。
「
Tu KaMiNi^ Pa, xiNa^. (我かの国へ行く、再び。)」
トゥー ガミンディエィ〜 パ、シンドゥワ〜。
地底の国では内乱が起こっていた。三姉妹が王の死後に相争っているらしい。
お陰でよそ者リョウは比較的自由に活動出来た。
「
ooo, "Lio"! a, zi^ Ka^ Ca! (おお、リョウ!汝居るここに!)」
オオオ、『リォ』!ア ツィエィ〜 グワ〜 チャ!
「はは、イリ、ちっともデカくなってねぇな。
←ここは日本語
Mo Ca Ka^ zi, xiNa^! (我を汝が所に出す、再び!)」
モー チャ グワ〜 ツィ、シンドゥワ〜!
戦は、長女ツデ
と次女セツ
の間で行われており、イリは放り出された格好となっている。兵士も全体の一割、十数人しか居ない。
そこで外の人リョウが外の技術をもって軍事顧問の様な事をやらされるハメになった。
さっそく前方の、守るに良い河川地形を占領して出城を築いた。
(シナリオ1状況)
「
i^ KiLo o Ka Ca o Pe? (我が土地を盗るの心ありか?)」
イェイ〜 キロ オ カ チャ オ ペ?
セツの軍勢が押し寄せたが、攻めあぐねている様で、撃退出来た。
裏の鉱山では硝石が産出する。あ〜してこ〜して火薬を作った。金属の筒に詰めて石で蓋をして点火すると即席の大砲になった。
戦にも使ってみたが効果てきめん、大混乱の敵陣から
TeKeNi (テケニ) と聞こえて来る。
名前がある、というのは知ってるという事か?事実長女ツデ勢も使っているらしい。
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「
u yo o ToLo Pa, PePu^? (この戦について互いに話さんや?)」
ウー ヨ オ トロ パ、ベブォウ〜?
その長女からお誘いが来た。イリは良い顔をしなかったが、ノコノコ君主を出す訳にも行かないのでリョウ一人で会見しに行った。
「
i^ KiLo o xiMu zi o ya, Ca^, Na? (汝の力我に貸すの心あらんや?)」
イェイ〜 キロ オ シム ツィ オ ヤ、ジュワ〜、 ナ?
「
Pa yo Pa, a Pa KiLo iLi o Ca a zi, KoNe, ozaLi.
パ ヨ パ、ア パ キロ イリ オ チャ ア ツィ、コネ、オツァリ。
(その事、まだ我らの友好の心の次に在り。)」←様子見
「
a, i KiLo iLi exiTe Ca a zi, PuLu^?
ア、イーキロイリエシテチャアツィ、ブル゙ォウ〜?
(なれば、我と汝のみの友好の心を持たんや、先に?)」←ニヤニヤ
「
a, "iLi", a Pa zu Pa Ca^, a Tu MuLu^, suTa^, TaaLi.
ア、『イリ』、ア パ ツ パ ジュワ〜、ア トゥー ムル゙ォウ〜、スドゥワ〜、ターリ。
(あ、イリ、えぇと彼女が待ってるんで、はぁ…もう帰ります。)」←汗々
「
"iLi".... a Pa xu? どっちの『イリ(友好という意味もある)』かしらね?
『イリ』…ア パ シュ?
Tu^ Ka^ Ca, xiNa^, suTa^. (また来てね、すぐに。)」
ドゥオゥ〜 グワ〜 チャ、シンドゥワ〜、スドゥワ〜。 (名前の紛れは意図せず)
「
xa^ Ka Pa Ko? (アッチは楽しかったっちゃろが?)
シュワ〜 カ パ コ?
Mu zi! (喰ってやるッ!)」
ムー ツィ!
次女セツ
勢が、ある戦で大負けした。
「
Pa zuaKa Ca Mo! Ta zu aPaLa! Pe Ka aPala, PaTaLi!
パ ツアカ チャ モ!ター ツ アパラ!ペー カ アパラ、パタリ!
(時が来た!敵を討つ!敵の土地を得るべし!)」
軍勢は一挙に南下して南の鉱山地区まで占有した。火薬の生産量も倍になるのだ。
また、この国特有の「一郷一兵制度」のお陰で、兵員数が若干増えた。
「
Pe PaLa o Ku Na Ka^ eNe.
ペー パラ オ ク ナ グワ〜 エネ。
(作った壊れない柵を上(北)の方に。)
仮にツデ
勢が急に攻め寄せても安心だ。
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「
"Lio"... Pa MaKa Ca e... (リョウ…頭、熱い…)」
『リォ』…パマ カ チャ エ…
ある日、地底の国に疫病が蔓延した。死ぬほどではないが、熱が出て、身体がだるくなり、咳や鼻水が…カゼである。
「
oo... Ce^? Pe^ iTo, PaTaLi. (お、おお…辛い?汝安静にすべし。)」
(↑多分、原因) オオ…ジェィエ〜?ベィエ〜 イト、パタリ。
疫病のお陰で勢力の力関係が拮抗してしまった。三すくみの状態である。
(シナリオ2状況)