2バンド?ゲルマラジオ「万年2号」

後付け撮影
 

 

ラジオ表紙




目当て
※いちいちニョガン置いてるのは大きさ比較の為(か?)※
回路図 ゲルマラジオ二号機

 一号機の改造前、三号機の出来る前に作ったモノで、コイルは一辺3cmの角柱状の枠に単層巻きのみ。
 何やら倍電圧検波などといった実験くさい仕様になっており、部品の数も多いので直付けラグの上に組んでいます(酷い方法)。
 このラジオの売りは「一応」2バンドだと言う事です。Sw(スイッチ)のオンオフで周波数の選択範囲をある程度は切り替える事が出来ます。
 コイルは110回巻き程度、C1 = 200pF, C2 = 47pFという事になっています。スイッチをオンにすれば合成容量でC1 + C2 = 247pFになり、概ね低い周波数帯である500〜1000kHzにマッチします。(厳密には2バンドではなく領域変換)
 スイッチをオフにすると47pFだけになって高周波数帯1000kHz以上にマッチします。一部、短波帯にまで広がって、何が聞こえているのか判らなくなりました。
 せっかくミュー同調用のフェライトが動き易くするのにレールまで設えたのですが、性能が全く見合っておらず、その内に一号機改や三号機が出来てお蔵になりました。
 【追記】
 以後、一階で長いアンテナをつないで実験した所、ものすごい感度を得る事が出来ました。二階という実験環境が悪かったようです。
 この事から、五号機の製造プランが持ち上がりました。


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