とりあえず「好き好きビ→ム」3

今回は「好き好きビ→ム」の第三回。
徐々に身近な人に近づいてきましたが、今回は更にピッタリしちゃいます。

HUG(ハグ)って、皆さんご存知ですか?

外国のドラマでよく見かける光景ですが、子供に何かあると親が全身を包み込むように抱きしめてあげる、というあれです。

「日本は甘えの構造で成り立っている社会だ」と書いた学者さんもいらっしゃるのですが、その割にはそこまでHUGは普及していません。
もう一つの考え方「サムライ精神の国、日本」ということで、
「抱っこ」≒「子供っぽい」
と考えるからでしょうか(大人を気取るくせにピーターパン症候群している人も案外多いように感じますが)?

HUGって、やっぱりカッコ悪いですか?
人目が気になりますか?

それでも、実際にアメリカなどではHUGセラピーというものもあるくらい、実際に人と触れ合うこと、ちゃんと抱きしめ合う事がかなり精神安定に有効であるとされています。

これは以前ちゅりの後輩が広めた(?)ものなのですが…、
彼女はある日仕事でちょっとした失敗をしてしまいました。
それで私は大人気なくもかなりむくれてしまったのですが、そんな時彼女が
「ちゅりさ〜ん(仮名(笑))」
と抱きついてきたんです。
で、「ごめんなさい〜。好き好き〜」とか何とか言いながらぎゅううって。

これと同じこと、どこかのお子さんもやっていました。
怒られそうになると、怒りそうな人のところに行って、抱きついて謝る。
それは三歳児でしたけど。(犬がおなか見せるのに近い…!?)

そこまでされると、もう許すしかないじゃないですか。
これって、ある意味「ごまかし、錯覚」を利用した好意への転換行動なのです。
実際にやる場合はあらかじめ仲がよいことが前提。
仲良くもないのにそんなことされたら不快感が増すばかりですからね。
ただ、効果的で簡単だけど慣れなきゃちょっとタイミングが難しいかもしれません。

これは勿論恋人同士でも使えます。
いざ別れ話が出た時、某友人K君は必ず彼女を抱きしめながら説得し、危機を乗り越えてきたとか(ごめん!K)。逆バージョン「女の涙」、かな?
※逆にコトを荒立てることなく別れ話をしたい時にも使えます(^o^;)

このように関係修復などにもかなり使えますが、やっぱり本来の使い方(効用)は、大切な人に触れている、触れられている安心を全身で感じるということでしょう。

だって、実際抱き合うのって幸せじゃないですか?
全部許して任せちゃうとか、余分な力が抜けるとか、月一エステ以上に効果のある最高のヒーリングです。
晴れた日に干したての柔らかくって暖かい布団に入ると気持ちいい。
そんな感じ、プラス、信じられる誰かがいてくれるっていう喜びかな☆

「HUG」、ちょっとやってみましょうか。

誰かと一緒にいなくてもかまいません。イメージトレーニングです。

あなたにとって静かな時間、たとえば眠りにつく前などに、地球に抱きしめられるイメージ、包み込まれるイメージをもってみましょう。
あるいは、大好きな誰かに抱きしめられた感覚を思い出したり、ぬいぐるみを抱きしめるのも人によっては効果的かもしれません。
太陽光を浴びながら緑の草原に寝転がり、澄み切った空気を身体中に吸い込むイメージ。
もしくは宇宙に星の一つとして溶け込み、全ての阿頼耶識(共通の潜在意識)につながるイメージ。

いろんなものがいろんな力と手をつなぎ助け合ってあなたを支えている。それを感じてください。音や風、香りまで感じられたら最高です☆(ヒプノシステープがあったほうがやりやすいかな?)

その時、あなたの表情はどうでしょう?

身体は正直だから、あなたの心が悲しんでいるとどんなにきれいなイメージを描いても微笑を忘れてしまいます。
気持ちよく表情がほころんでいるならあなたの心は大丈夫。
そうでないあなたは、無理にでもちょっと休養を取って人里離れた水のきれいな場所などに出かけてください。
時計は持たずに、全ての焦りを水音の中に流し込んでしまいましょう。
それは逃げじゃありませんから、ちゃんと自分で自分のメンテナンスをしてあげてくださいね。

あ、想像しているうちに、眠りについちゃう人、それはそれでOKですよ。
健康太鼓判です。

それでは、皆様ちょっとだけ甘え上手に「HUG」使ってみてください。
でも、セクハラにならないように気をつけて、ね☆

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