とりあえず「赤ちゃんの心」(前)

最近、身の回りに子持ちの方が増え、それに伴い赤ちゃんや子供に接する機会も増えてきました。これは、ようやくベビーブーム世代が子育てを始めた、ということなのでしょうか。

ただ、「同じ世代が多い」イコール「受験戦争が他よりきつくなる可能性がある」と推測されるので、ちょっと可哀想な気もします。
「それも運命なのじゃ」…なんて!?
まあ、それは置いといて。

生まれてすぐの赤ちゃんと言うのは、何もわからないままよく笑いますよね。
あれは「反射行動」です。

他の動物より未熟なままこの世に生まれ出る事になる人間の赤ちゃんは、生得的に(生まれつき)「笑う」という反応を身につけていることにより周りの保護欲をかき立て、「世話をされる」という結果を導き出すのです。
「笑った」からといって初めは何が見えているわけでも理解できているわけでもないのですね。
だから、何をやってもこちらは単なるご奉仕をさし上げているに他ならない。
…と、言ってしまうと拗ねて育児放棄をしてしまうお母様がいたら困りますので、失敬。
ただいるだけで可愛いから、それだけで許してあげてくださいね。
(喩えるなら、買ったばかりでなんにもソフトをインストールされていないPCみたいなもの?)
あっという間に反抗期になりますから、それまでは…(^−^;)
(容量オーバーでメモリー増やせと固まるようなこと?)

そして少し大きくなって喋り出すと、彼らは本当に色々なものにしつこく興味を示すようになります。昔プレステで育てた「森川君」みたいなもんです(わかるかな?)。
何度も繰り返し行動し、学習することによって彼らは成長していきます。
私達が既に当たり前として目もくれなくなったようなもの、こと、
そういったものに一つ一つ、お姑さん以上に細かいチェックの目で彼らは接していくのです。

さて、ここからはメッセージが分かれます。
対応するほうをお読みください。

>現在子育て中のお母さんお父さんへ。

そのせいでいらいらしちゃうこと、ありますよね?
でも、この時の接し方次第で子供は変わりますよ。
興味を持つことにプラスの評価を与えてあげる(「興味」を認めてあげる)ことで彼らは勉強への意欲を自ずから育てて生きます(行き過ぎは過保護)。
逆に相手にしない、もしくは放って置くのが過ぎると子供は大人以上に単純に人の行動をそのまんま認識しますから、すなわち自分の人格を否定されたと感じ、悲観的に物事を捉えるようになります。
子育ては実際面倒です。忍耐です。
ちょっとしたボランティアだと思って気長に付き合ってあげてください。

>現在子育て中じゃない皆さんへ。

子供の視点って、本当に面白いです。
その純粋さ、意外性を学ぶにはほんの少しの間、知り合いから子供を預かってみたら経験できるかも知れません。
(相手は育児からの開放に感謝の意を示してくれて一石二鳥!?)
彼らの感覚は一度はそれを通り過ごしてきた私達に新たな閃きを与えることもままあります。
機会があれば試してみてください。

icon2050.gificon2047.gif