とりあえず「愛される人」

先日あるTV局の女子アナAさん他が主催する某イベントのお手伝いをさせていただきました。

Aさんとは前日に電話で打ち合わせただけで、当日車で迎えにまで来ていただいたのですが、朝から寝ぼけた様子も見せず、元気に「おはようございます」の挨拶。
もちろん、ヘアもメイクもばっちりです。
「朝早くからすみません」の気遣いも忘れません。
ついでに明らかにお世辞ながら「お綺麗ですね」の一言も。
既に他に乗っている方もいらしたので、いったい彼女は何時に起きたのだろう、と六時起きの私は少し驚きつつ感心していました(しかも六時起きを渋っていた)。
現地では彼女を含めスタッフの面々が会場設営、掃除、車の誘導、お客様への軽食の準備など、予め決められた役割を誰一人手を抜くことなくやっています。営利を目的としたイベントではないので、皆ボランティアで動いているのに関わらず、です。それぞれが自分の役割を終えれば他の人を手伝い、準備は着々と進んでいきます。

イベントが始まるとAさんは窓口として大忙しです。案内をしたり注意事項を伝えたり、老若男女問わず集まってくる全ての人に応対していきます。実際のところ200人弱、集まったことでしょう。
彼女はそれだけの人の間をくるくるとよく動いてまとめていきます。
すれ違うたびに私にも一言二言かけて行きます。あちらこちらから「Aちゃん」と声がかかり、忙しくて大変そうなのですが、彼女の表情から笑顔が消えることはありません。おかげで全てが滞りなく終わり、よいイベントであるという評価も受けていたようです
(流石に終わった後、彼女はこっそり感涙していましたが)。

一つの大きな仕事を終えて気が抜けたのでしょう。帰りの車の中で「忘れ物をした!」とAさんが大慌てで会場に走り戻るというハプニングはありましたが、とにかく彼女には好印象を覚えました。

仕事もでき、十年付き合っている恋人もいて、何不自由のない環境を手に入れている彼女。客観的に見て彼女は皆から(運にも)愛されるキャラクターだと思います。

というわけで、彼女の愛されポイントを5つあげてみます。

1.面倒くさがらない。

2.誰にでも笑顔と元気で接する。

3.小さなことでも「あなたを気にしていますよ」とサインを送る。

4.初対面の相手は何かしら褒めておく(悪い気はしないでしょ?)。

5.完璧でありすぎない(「天然」はそれだけで愛されます)。

多分これは彼女の職業病であり、さりげない処世術でもあるのでしょう。
あとは性格の本質的な明るさかな?

重要項目順に並べたつもりですが、どうですか?

「面倒くさがらない」って、案外難しいですよ?
特に人に何かを頼まれた時に
「ええ〜(>o<)」
と言わず、すぐに
「はい(^0^)」
と言えるかどうか、これは重要です。

同い年の女性ながらAさんにはかなり学ぶところが多かったです。
このイベントはそこまで公にもしていませんし、年に一度しかないらしいのでまた来年が楽しみなところ。その頃はもっと彼女のレギュラー番組も増えていることでしょう。

みなさんもこのポイントを利用して、ちょっとだけ愛され上手になりませんか?

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