最近行ったお店にこんな飲み屋がありました。
注文を一通り終えると、テーブル担当の方がそれを読み上げ
「…以上のご注文を承りました」
と言うのを合図に、店内の店員さんが揃って
「喜んで!」
と答えるのです。
マニュアルだからそう言わざるをえないんでしょうが、この言葉一つを取ってみても本当に喜んでそう言っているかどうかなんて、お客にはマルワカリ、ですよね?
特に料理というものは作った人などの「気」を取り込んで出される物ですから、たとえ同じ味付けでも心がこもっているかいないか、喜んで作っているかいないかでその味は大違いです。
否、味にそう違いがなくてもその場に居合わせた人の満足度が異なるでしょう。
そこで今回の課題、「喜んで」を実践していただきたいのです。
誰かが何か物事を成し遂げようとする時、たとえそれがどんなに小さなことでもその人のパワーを必要とします。そのパワーの源、きっかけ作りを促すものとして上げられるのは何を隠そうその人自身の「感情」に他なりません。
特に行動力を上げるものとして上げられる感情が、「怒り」と「喜び」。
あなたは怒っている時、必要以上にパワーが出ると思いませんか?
冷静さを欠くところはあるかもしれませんが、「怒り」はその人の行動力を上げる覚醒ホルモン(ノルアドレナリン)の分泌を促すのです。
やっつけ仕事。
この場合は、「怒り」のエネルギーが大いに役立っています。
それと同じく、パワーが出るもう一つの感情が「喜び」。
「怒り」ほどの瞬発力はありませんが、ゆったりと冷静に構えた中から想像力と愛情に満ちた行動をとろうと自ずから建設的に動き出すことができます。
両方とも物事を成し遂げるのに役立っている、それは変わりません。
ただ、一般的に見て、精神衛生的にも傍から見た感じでも「好ましい」と思われるのは、明らかに後者の方でしょう。
「気」という観点から考えても、出来上がったものによりよい「気」を乗せて結果を出せるのは後者の方です。
それが、例えば会社でグラフ作成を頼まれて作るというのであれば「やっつけ」で全然構いません。
ミスがないのであれば、早いに越したことはないのですから。
ですがそれが家庭における毎日の食事であるとすればどうでしょう?
食事はあなたの身体に取り込んで栄養となるものですね。
その際にもちろん「気」も一緒に取り込んでいるのです。
それがプラスのエネルギーならよりハッピーに。マイナスならちょっと不味い…と感じるかもしれない。
折角なら、幸せいっぱいの会話が弾む食事をしたいですよね。
それなら「喜んで」行なってみませんか?
料理も喜んで。掃除も喜んで。その気持ちだけで、あなたの周りは「喜び」のエネルギーに満たされて、ひょっとしたらそれにつられて「なんだろう?」と、天使がひょっこり顔を見せるかもしれませんよ♪
イヤだなあ、と思ったらそれだけで何もやりたくなくなってしまいます。
あなたが苦手だけどこなさなければならないことがあるとすれば、いっそ今度の七夕にでも
「○○ができるようになりますように」
じゃなくって、
「○○が好きになりますように」
ってお願いしてみるのは如何でしょう。
「好きだ」と繰り返すことで、得意なものを増やしていく。
私達の持っている脳って案外単純なんですよ。
一緒に頑張りましょう♪
料理にせよ、何にせよ。小さいものかもしれないけれど、自らで作る毎日の大切な作品たち。
暖かい気持ちで送り出してあげたいですね。
≪ おまけ:願望が叶う考え方 ≫
「ならなきゃ」「なりたい」よりも
↓
「なれる」「なろう」「なっている」で。
以上、願いの五段活用形でした☆
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