とりあえず「漢方?」

「漢方」って何でしょう?
漢方とは東洋医学の基本となる生薬を処方する(生き物の力を借りて治す)医術です。
西洋医学との大きな違いは、西洋は病原そのものを取り除こうとするもの。
東洋は病原を取り除くのは勿論だが、それ以外の「自分が元気になるための処方」も一緒にしていこうとするものです。
西洋では○○病となれば、それのみに薬効を持つ専用薬というものがありますが、東洋ではまずその人の体質(寒・熱・虚・実)を見極め、タイプ別に薬を処方していきます。
ですからある同じ薬が、風邪の人や骨折の人、その他異なる症状の人にも与えられるということがあります。それは漢方においては決しておかしなことではなく、生薬そのものが持つ自然の力が多様であるということの表れなのです。

怪我などを除いて病の元は主にストレスだと言えます。
ストレスには善いもの悪いものがあるのですが、そのうち自分で解決できるものは善いストレス(「その日の服を選ぶ」などの生活上必要なストレス)、そうでないものが悪いストレスになり、身体を害していくことになります。
その悪いストレスを解決しようとしてそれが不可能だった時、どんどんストレスは蓄積されていくのですが、そのまま放っておくと大変なことになりますよね。

そこで西洋医学の場合は、その感情(病)そのものを取り除こうと躍起になるはずです。
でも、主な原因である周りの環境なんて、そう簡単に変えられるものではありません。

一方、東洋医学(漢方)では、そういうウツウツとした「陰」の気が増えていくのを黙ってみていてもよいというのです。
それはそれとしてありのまま受け止めて、その分「陽」の気を増やす行動に出ればよいというのです。
自分で動かせるところから元気になる。
「陽」が増えれば、増えすぎた「陰」とのバランスが取れて落ち着くというのです。

基本は現状を肯定していくこと。
自然体で物事を受け止め、ストレスをもたらすものとは別の場で気分転換を上手にすることがストレスを減らす近道になるでしょう。

さて、現在漢方の治療では、西洋の「薬」との併用をしていくことが多く、それでより無駄のない処方ができるようになってきたといいます。そしてなにより漢方治療にも保険が利くようになったことが利用者を増やしている所以でもありましょう。
抗生物質が苦手で副作用が出やすいと言う方は、ためしに漢方医の手を借りてみるのもよいかもしれないですね。

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