とりあえず「行きたいところに行く」

さて、今日はちょっとあなたに質問です。
今あなたには行きたい場所がありますか？
…というか、そこにいたい場所、かな。
ここに行けば自分が安心できて、リラックスできて、幸せだな〜って思える場所。

そこには、今すぐ行くことが出来ますか？
時間的に金銭的にちょっと…という人もいらっしゃるかもしれませんね。

そんな時に使える裏技がイメージです。
自分の行きたい場所をありありとイメージすること。
それだけで、行くことで得られるであろう安心感や満足感を、あなたは自由に手に入れることが出来るのです。

じゃあ、これから私が行きたい場所にあなたを連れて行きますので、イメージしてみてくださいね。

あなたは今緑の香る森の入口にいます。
木々に囲まれた道を歩いていくと、鳥のさえずりが聞こえたり、道端で小さな花を見つけたりと、この場所はまるであなたの訪れを祝福しているかのようです。
深い森の中、木立を抜けたところに水音がしたので、そのまま分け入ってみます。
すると、綺麗な水の流れる小川がありました。
川のそばには、ごつごつとした岩肌が見える苔むした滑りやすいところに、平らな木を並べて作られた木製のテラスのようなものがあります。
あなたはそこにしゃがんでみました。

水に手を差し入れるとひんやりと冷たく、全ての疲れもそこで流してくれるような気がします。
あなたは川のさらさらという水音に身体を任せています。
誰もいない、鳥の声と水音しかしない静謐なる空間。
あなたはテラスに腰掛けて、裸足になった足を水につけて寝転がりました。
木漏れ日がキラキラと降ってきて、時折まぶしいのだけれど、とても気持ちよくて。
かざした手の間にも光が踊って形を作る。
ん〜〜〜〜〜！と寝転がったまま背伸びをして、風が髪をなでるのに身をまかせて。
自然に鼻歌が出てきちゃったりして。
なんか幸せだな〜♪
そんな気持ちでハートがどんどん満たされていきます。

はい、戻ってきてください。
ホントはゆっくり浸ってリラックスしていただきたいところなんですけどね。
さて、心持ち、なんかすっきりしていませんか？

これはね、脳の働きによるものです。
脳の奥にある潜在意識、ここは現実と非現実を区別することが出来ません。
ですから、イメージの中で幸せな気分を味わうことが出来れば、それは潜在意識の中では「本当にあったこと」として認識されるのです。
だから、実際に出かけなくても十分リラックスできる。
これがイメージの不思議です。