とりあえず「『ウリ』を知る」

「病院の研修医の男の子が言いました。
「いつ一人前になるんだろう?今どれくらいのレベルだって点数がつけばいいのに」
うん、気持ちはわからなくもないかな。
それまでは点数で自分の位置を確認できていたのだろうからね。

社会人になって自分を測る尺度がなくなると、人は戸惑うことがあります。
給料や会社名でレベルを示そうとする人がいたり、資格で自分の意義を見出そうとしたり。
それはやっぱりコンプレックスの表れでもあるわけで、コンプレックスがある部分に重点を置いて強化しようとしたり、逆にそれを隠そうとしたりして。
皆、何かしらあるものです。
勿論自分も例外ではありません。

コンプレックスはあってもいいんですよ。
それ以上に自分の『ウリ』を見つければいい。
「誰かと同じだ〜」なんて比較しながら考えると、その誰かが持っているもっといい部分に気付いた時に落ち込んでしまうから、そういう『ウリ』の探し方はNG。
自分にできることを、自分の範疇だけでいいから、まず考えてみる。
「比較」はそこには持ち込まずに、自分のことを自分なりに内観して考えてみる。
そうすると、どんなに小さな種でもちゃんと自信の元になりますから。

自分でなかなか見つけられないという人は、誰かとお互いに「いいトコ探し」をしてもいいですよ。
ちなみに会社の後輩に「私の『ウリ』ってなんだろう?」と聞いてみたところ、即答で
「いつでも冷静な判断力」でしょう、と。
あ…あんまり可愛い『ウリ』じゃない^^;
会社だからそれは当たり前なんですけど…。

マーケティングとプレゼンテーションはどの分野でも外すことはできないでしょう。
自分のいい部分を認識していて、それをいつでもアピールをできる方が、思いもよらない出会いなどにもかなり効果的。
様々な引き寄せのためにも『ウリ』を知ることは大切だと言えます。
これから就職活動をしようとしている学生さんなんか、今一生懸命この作業をしているかもしれませんね。
そう差し迫っていない人でも知っておいて損はありませんから、試しに考えてみてくださいね。

本人が思うほど、コンプレックスは悪いものじゃありません。
人から見れば、それこそ愛すべきものである場合もあります。
発想を変えると、逆にコンプレックスが『ウリ』にもなるんですよね。
肯定的な自分探し、楽しんでみてください☆

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