とりあえず「バランス食」

私たちの身体は毎日の食事から作られています。身体能力だけでなく脳の働きだって食物と関係していること、最近はTVでも色々と取りざたされていますね。
栄養素の偏りはすなわち性格にも偏りを生んでしまうのです。そこで今回はよくある栄養素の話を、精神衛生上の問題点別にお伝えします。

@.糖分(ご飯・パン・菓子類など)を取りすぎると…
 交感神経を異常に作動させる誘因になります。
 興奮しやすく、不安感や憤りを正当化しようと言い訳が多くなります。
 夜、寝る前に甘いものを食べると寝つきが悪くなる、そんな経験ないですか?
 「夜寝る前に」だと、それがそのまま身体に蓄積されるので肥満の原因にも。

A.カルシウム(小魚・小松菜・牛乳類など)が不足すると…
 外部からの刺激や思考による刺激に異常に反応しやすくなり自己の抑制ができず
 イライラ。
 疲れやすく切れやすい、根性なし(?)になってしまいます。

B.たんぱく質(肉・魚・乳製品・大豆製品など)が不足すると…
 脳内や血液中のセロトニン(精神の安定にかかせない神経ホルモン)が不足するため、
 うつ病やノイローゼにかかりやすくなります。

C.ビタミンB1(胚芽・豆・豚肉・卵黄など)が不足すると…
 記憶力の減退。精神が不安定になり、怒りっぽくなります。

D.ビタミンB6(食品中に広く存在)が不足すると…
 神経ホルモンの生産が低下して、自閉症やうつ、ノイローゼにかかりやすくなります。

E.ビタミンC(果物・緑黄色野菜・緑茶など)が不足すると…
 知能の低下、精神分裂症、自閉症などにかかりやすくなります。

じゃあ、これ食べとかなきゃ☆

まず、医学的に見て免疫力を高めるのは「たんぱく質・ビタミンE・ビタミンA・亜鉛」の四栄養素だとされています(因みにビタミンEが多い食材はアーモンド、ゴマ、かぼちゃ、たらこなど。ビタミンAが多い食材はレバー、うなぎ、にんじん、パセリなど。亜鉛が多い食材はレバー、カキ、ゴマなどです)。
脳を健全に働かせるために必要なのはたんぱく質(特に植物性)です。
それが含まれているものといえば、畑のお肉「お豆さん」。
特に大豆には代謝を高めるビタミンB1をはじめ、お肌に嬉しい植物性脂肪酸がたっぷりです。
そして、精神安定といえば、意外や意外、わかめなどの海藻類が効くんですよね。
あとプラスするのは、緑黄色野菜とカルシウム。牛乳が飲めれば一日に必要な摂取量(カルシウム)なんて楽々クリアです。加えて、乳酸菌(ヨーグルトなど)はがん細胞やその他の細菌をやっつけるナチュラルキラー細胞やリンパ球の働きを高める意味でオススメです。花粉症の方にも効果ありですものね。
最近話題の低インシュリンダイエットではお米を少なめにして云々というのがありますので、ご飯ばかりを山盛りにするのは美しい見た目維持の面でもちょっぴり問題ありかもしれません。
お魚のDHAやビタミンB12は頭の働きを良くするし目にもよい。
美肌にはビタミンA、E、C、B2、B6、ベータカロチン。
冷え性にはビタミンCやE。
代謝をよくしてダイエットするにはマグネシウムとカルシウム。
いやあ、書き出したらきりがないし、覚えられない!!

結論、バランスよく、好き嫌いなく食べましょう、です(^−^)
…ありがちだけど、実際そうなんですよね。
どの食材にもプラスマイナスはあるもの。過剰な糖分の摂取はよくないと書きましたが、風水では「食後のデザートは金を呼ぶ」と言いますし。

おっと、一つ大切なことを忘れるところでした。
たとえあなたがどんなにバランスのよい食事をしていたとしても、たった一本のタバコを吸うだけで免疫力は下がります。
「気」の観点からみても、穢れを伴うものになりますので通常の人よりもカンが鈍くなるはずです。やっぱり、百害あって一利なしなんですね。

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