8葉月(はづき)
八月は他に木染月(こぞめづき)、秋風月(あきかぜづき)、竹春(ちくしゅん)などといいます。
また、二十四節気の立秋と処暑があります。
【季語歳時記】
お盆
お盆は正式には盂蘭盆会といいます。ほとんどが八月十三日から十六日までをお盆として、この時期に企業などではお盆休みとします。なかには東京や横浜で七月に行う地域もありますが、いずれにしても13日に迎え火を焚き、十六日には送り火を焚きます。この時に精霊を迎え慰めるための盆踊りは、村や町ぐるみで踊り継がれている。
立秋
立秋は八月七日から八日頃で二十四節気の一つです。この日から秋に入るとされていますが、実際にはまだ暑さが厳しく、朝夕などに、秋へ向かう気配がやっと感じられ始める頃です。
朝顔
旧暦の七夕の頃から咲き始めるので牽牛花とも呼ばれています。江戸時代の頃に大流行したため、その品種も多く、色や形も鮮やかな初秋の花です。
流星
流星は八月の中頃の夜半に最も多く現れます。急に夜空に現れ、非常に早く通過する光体で、その正体は大気の摩擦によって灼熱発光した宇宙の塵と言われています。多くは燃焼しつくしてしまいますが、稀に燃えきらず地上に落ちてくるものを隕石と言います。
鰯雲
秋によく見る鰯雲は、さざ波にも似た小さな雲片の集まりで、魚の鱗のように見えることからそう呼ばれています。鰯雲の広がりは小さいことが多いのですが、一端が地平線まで延びていたり、時には空一面に大きく広がっていたりします。