高校1年生の12月、ある先生から職員室に呼ばれた。個別に呼ばれるとは何だ？
「おくでん」（この先生何んかｲﾝﾄﾈｰｼｮﾝがおかしい）「お前背が高いけ、バスケット部に入れ」 中学時代は帰宅部。高校に入ってからも特に部活には入っていない。「いやです！」
散々断ったが、しまいには職員室の先生全員に囲まれ説得された。
「部活に入っていると就職に有利だぞ」この一言に落とされた。親戚がコネ鉄、失礼「国鉄に入れてやるよ」と 言っていたが情勢は悪化していた。大学に入る事は全く考えていなかったので「就職」という言葉には弱かった。「俺入ります」と言ってしまった。

というのが始めたキッカケだったが練習で疲れて、それからというもの全く勉強しなかった。成績はガタ落ちだった。 就職はというと「電気保安協会」を希望したが「お前より頭のいいヤツが受けるけ、つまらん」･･･話が違うではないか。 就職に有利と言っていたじゃないか。

「面接までいけば有利」であった。幸い当時は景気が良く、今の勤め先に就職できた。