クリスタル・鉱石・ゲルマラジオの作り方・まとめ

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目当て え〜とですね、ワタクシうっかりしてました。
 このクリスタル・鉱石・ゲルマラジオのコーナー、いわゆる『自作、作り方』という独立したページの類がすっぽり欠落していたんですねー。
 とりあえず、コーナー中に散在している記事をまとめて一つのページとさせて頂こうかと思いました全体のあらすじか。足りない所はオイオイ追加補足という形で…。
※なお、当該機器の名称が移ろっているので、ここでは「クリスタル・鉱石・ゲルマラジオ」と表記しておきます。その内「ショットキー」増えるかも※

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全般 基本的にクリスタル・鉱石・ゲルマラジオなるモノは旧世紀の超ローテク遺物に他なりませんので、簡単です。
 特殊な品物はダイオードの類の部品と特殊なイヤホン(普通のラジオテレビ用のは不可)。そこら辺は電子パーツ屋さんで買って頂かねばなりません。
 まァ全部買って来てもイイのですが、出来るだけ作れる所は自分で作ってみましょう。最初の人は全部作ったんだから、楽なモノです。まー、マルコーニとかの時代やけど。マルコーニの尻尾だ、な。
 特にコイル。これを巻く事が醍醐味なのです。これで自作したんだー♪という気分になれます。
 海外のサイトなどでは「さあ、お楽しみの時間がやって参りました♪」とか揶揄していますが。
 トイレットペーパーの芯に導線を120回ばっかり巻けば、まー…大丈夫でしょう。

参考→コイル巻き計算機

 【追記】
 後付けで、タップ付きコイルを主流としました。だいたいアース側から(5回目、)10回目、30回目、真ん中辺りを取っておけば良いでしょう。

 【追記】
 絶縁被覆」ってなぁに?…という人たちが意外に多い様で ('A`)
 エナメル線のエナメルの様に、電気を漏らさない(流れ出ない)様に、金属の線の上に塗られている塗料です。絶縁被覆=塗料を剥がさなければ、電気が流れません。
 ちゃんと事前に数cm剥がしててね。
※カッターとか紙ヤスリで、だよ。でもウレタン線等は、ハンダゴテの熱で被覆が溶けるよ、(多分)有毒ガスが発生するけど。

コイルの巻き方 導線を持ってグリグリ巻いて行ってはいけません。絶対に絡まります。
※「キンク」含む※
 巻きワクの方を回して巻き取るようにして巻いて行きます。やや引っ張りながら、です。
 導線は輪っかにして売られている筈なので、それを何かに引っ掛けて自由に回るようにしておけば万全です。

コイルの巻き枠 コイルの巻き枠は、電気の流れない「絶縁体」が基本です。上ではトイレットペーパーの芯を提案しています。
 他に細めの角材などで枠を組むのも手段の一つです。導線が触れる部分が少なくなるのでコイルの性能も上がります。
←養生中
 コイルの断面は、周回してつながっていれば、丸でも四角でもだいたい良い様です。


可変コンデンサー 同調用の可変コンデンサー(バリコン)は…買って来る方が無難です。
←私のやり方は割と力技なんです。仕組みは簡単だし。これで 300pF (容量)ぐらいはイケそうです。容量が足りない場合は、面積を増やします。
 コンデンサー面積計算機※取引証明以外用※
 なお、アルミホイルを板に貼るなどでも、耐久性はともかく電極板として使えます。ただしアルミホイルはハンダ付け出来ません。


巻数の見かけ可変装置 ラジオの選局はコイルとコンデンサーの容量の相関関係で調整します。
 可変コンデンサーが駄目なら、コイルの見かけの巻数変え装置(可変コイル)などいかがでしょう?
 上面の被覆を紙ヤスリ等で剥がし、銅棒をワイパーみたいに振って選局します。
 原始的な構造ですがムダが無い為か、感度は良い様です。
目当て なんか左後方に手製コンデンサーが付いてますが、あくまでも補助装置です。
 →ガラクタ七号機


ダイオード・半導体 この機械の名前の由来、つまり鉱石・ダイオードです。上の方で「店で買え」と申しましたが、自作に挑戦するのも一興かと。
 本当は方鉛鉱・黄鉄鉱(ライターの石?)等に細い電線をチョンと当てれば出来上がりなんですが、モノが無い、ライターの石では感度忠実度が悪い、という事で、手近なモノで代用してみやうといふ主旨。カミソリの刃と鉛筆の芯、定番。

ダイオード・半導体2 ↑こんなモンで一応受信電波を検波←用語して音声に出来ます。感度はさすがに悪いです。
 米兵などが戦争中の塹壕(タコつぼ)の中でガラクタ集めてテキトーに作ったラジオ(上の写真風)が、こういうので検波していました。
 ←は私が以前に本当にやってみた方法。ウマいトコ突つけばちゃんとマトモに検波してくれました。
 なんか中国サイトに似たよーな方法が掲載されていて…

部品のサルベージ ←これらは捨てられていたチューナー系の基板から引き抜いたダイオードです。※要ハンダゴテ※
 チェックしたら一応全部使える様で、これも方法の一つです。

基本検波回路 上手い具合にダイオードを入手出来たら、左図の様な検波回路を作りましょう。七号機以降全てに用いられている方式です。
 たった三ヶ所の接点があれば良いのです。基盤(シャーシ)に取り付けるL型端子のアース(図での青線)は入出力共通になります。アースが基盤、というのは、お約束です。
 


目当て さて検波装置で電波が音声になりましたが、それを聴くには…普通のイヤホンやヘッドホンは「インピーダンス」(電気抵抗分)は 8〜32Ω。ショートさせてるようなモノで聴けません。
 クリスタルイヤホンとかセラミックイヤホンは無限大に近い。微細な電流でも極めて高感度(すぎてキンキン)に聴けます。
 でなければ、出力トランス(入口が数kΩ、出口が8〜32Ω等)を用いて普通のイヤホン等で聴いたり、入力が極端に強ければスピーカーを鳴らす事も出来ます。
 あと外国サイトでは乱暴な方法として昔の電話機の受話器(ややインピーダンスが高め)を使う方法を採り上げています。

電灯線アンテナ・アース 無事に完成しましても、極端に送信所に近くないと大概何も聴こえません。
 そこで時代錯誤
アンテナアースが必要です。
アンテナ張った様子
 単に聴きたいだけなら、とにかく張りまくればどうにかなります。
 電灯線アンテナは、最近では若干不利です、雑音源の増加とか…また感電の危険もあります。
 だいたい上のマンガネタ風な作用でAC100Vは退けられますが、万一の事もあるので、必ず耐圧500V以上の100pF程度のコンデンサーを通して下さい責任持てません。

 アースですが、こちらは割と比較して安直で良いのですが、性能に直結する要素ですので効率の良いモノ・場所・金属の出っぱり等をお探し下さい。
 ソコソコ電波が強ければ「人間アース」も効果があります。ただしその際、電灯線アンテナとの併用は御遠慮下さい。

 ガス管は(確か法的にも)アースには使えません。

室内アンテナ(内部完結型) 【追記】
 当方は主要送信所 100kw から約 20km 程離れた所の木造独立家屋ですが、左図の様な装置でかなり明瞭に受信出来ています。
 使用しているのは例のガラクタ七号機(インテリア性が高い・居間に置いてる)で、さすがに電波の入力が弱く、回路全体の長さも短いので、タップを使わずコイルを目いっぱい使っています。
 ご覧の通り、アンテナには直接の電気的接続はありません。アースはテーブルの耳金具です。

 これだけでいいんですよ。
 


ラヂヲうらなひ

目当て ここで言う「占い」というモノは、どんな形態のラジオを作ろうか迷っている人の為の道しるべという位置付けです。
 とにかく感度の良いモノを、分離がしっかりしているモノ、遠くの放送も聞きたい、NHKさえ聴こえればいい、などなどおありかと思います。

【「ゲルマラジオ」というモノを、とにかく作ってみたい】

 あ゛〜…

単純ゲルマラジオ 単純ゲルマラジオ

 ↑↑↑こういうの?

※出し入れしてんのは、昔のラジオの中によく入っていた黒い棒(フェライトコア)※
 聞く道具として「クリスタルイヤホン、セラミックイヤホン」の類を使う…という事以外は、割と制約がありません。その他は「そういう形をしていれば良い」という風です。
 「そういう形」で済む所が、アナログ機械の強さであります。アナクロかも知れんけど。

【感度の良いゲルマラジオ】
 「感度」という言葉に色々定義がありますが、「音量が大きい」のなら:
High sensitivity Mystery crystal set ←とか、
感度の良いゲルマラジオ
 …辺りかね。特徴としては、コイルがデカイ事かな。
 あと、いずれもやたらレトロチックな(何か秘密基地・電気機械的な)所?
 外国にはホントにこんなサイズで作ってる人ゐる(泣)
 あ、でかいアンテナ張ってね。
 レトロな鉱石ラジオは、感度が悪いから廃れたのではなく扱いにくいからであって、場合によっては(多少偏るが)性能とか良かったりするのです。

感度の良いゲルマラジオ 【追記】
 このページの成立後に出来た十号機ですが、少なくとも我が家の環境下では感度最大です。秘密は超〜レトロなコイルのギミックによる直列同調か?
 だのにこんな複雑さなので、廃れてしまった方式です。
 拙速で残念な風体に見えますが、ちゃんと作れば後述のインテリア耐性も。
 上の取っ手辺りに飾りを施して「コーヒーミル」風に仕上げるとか…

【分離の良いゲルマラジオ】
 「分離」とは、強い放送とかとの混信の具合を表すモノですが、「混信」て知ってます?混ざって聴こえるヤツの事だよ。
分離の良いゲルマラジオ とりあえずこれを挙げておきませう。コイルが変な形をしているのが特徴です。
 ちゃんと「分布容量」というジャマ者を退ける方法ですが、もちろん半分遊んでます。
※別にこれを作れと申してゐるのではなく、「こういう感じのモノ」という意味である※
 下方に見えるアルミ板バリコンとかまで作る事を強制出来ませんな、だいたい性能落としてるファクターやし。
分離の良いゲルマラジオ 【追記】
 十一号機として作られましたコレは、八号機と同様な性能を発揮しています。
 形をもう一つ工夫すれば、後述のインテリア耐性を持てるかも。
 

【遠くの放送も聴ける様なゲルマラジオ】
遠くの放送も聴けるゲルマラジオ 直上の星巻きもまぁまぁイイんですが、外国の人は左図の様な○○なモノを作ってたりしているよ。
 しかもリッツ線という特別な導線を使って金かけて。つまりやろうと思えば結構スゴイのが出来るとは言える訳です。のめり込み過ぎると、それをどこでやめるかが難しい所です。
 あと、無限に広い土地(アメリカやオーストラリアの様な)も欲しい所ですが、無理か?中波ビバレージアンテナ、中波八木アンテナ…イイとは思わんかね。
波長 566m 分は欲しい所です。

【インテリアに出来るゲルマラジオ】
 え〜、まず、ウチにはありません。強いて言えば:
インテリアに出来るゲルマラジオ やっぱこの系統とかでしょうか。好みが別れそうな所ですが。パッと見、何だか判らない所がチャームポイントです。
 これの接点(ピンピン出ている線の事だね)をちゃんとした金属端子等に置き換えられれば、それなりに見られるモノにはなり得ると考えています、しませんが。
 空中配線はレトロ電気機械の華ですが、女性には受けが良くない様です。裏っ側に隠すのも(メンドいけど)良い方法です。
結婚の条件にされ、嘆いてる外人がゐた。
インテリアに出来るゲルマラジオ コイル以外の配線を裏に隠したモノ。これなどもう、トイレの棚に置きっぱなしなんですね、電池を換える必要が無いから。
 もちろんトイレまでアンテナ線を引っ張ってこなければ、たいてい鳴りません。アースは幸い水道管が金属製で地面に埋まってたから、そんままからげて終了だったけど。

【持ち運び出来るポータブルなゲルマラジオ】

目当て ゲルマ鉱石ラジオに、そういう事を望んではイケマセン。逆に、それが出来る所では出来ます。出来る場所は送信所からすぐ近くの地域だけですが。

バカにすンなーーー!!!


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