ゲルマニウムラジオ「万年9.5号」
(番外?ミステリークリスタルラジオ)

ゲルマニウムラジオ 9.5号機
※ただのキモニョガン写真になって悲すゐ※
 

 

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ゲルマ研究3

 他のページでご存知かと思われますが、いわゆる九号機は失敗に終りました。
 それでは立つ瀬も無かろうと、何か端っこの方で言ってた「ミステリークリスタルラジオ」とか何とかを作ろうかと…「ミステリーゲルマラジオ」がいいかな?
※通称和名に心当たりが無いので、勝手に命名させて頂いております※
ミステリーゲルマラジオ こんな変な(ベタい)名前ですが、英語圏ではそれなりにメジャーな一方式として確立されています。
 mystery crystal set などのキーワードで検索すればウジャウジャ。逆に日本では不可思議なほどに全く見かけない。
 出所はオーストラリア・ブリスベーンにて1932年、『The Sunday Mail』なる新聞に掲載されたのが最初…と、どこでも必ずお約束で書かれています。
 回路図は左の通り、パッと見フツーのゲルマラジオですが、なんかアースがとんでもない所から引き出されています。
※なお、部品容量等は多少の変更に許容あり※

バイファイラ巻き あと回路図では詳細にしておりませんが、二次コイル(25回巻)は一部一次コイルとバイファイラ巻き(並べて一緒に巻く)という事になっています。
必ずかどうか知らん。
 並べて25回巻きます。くどい。
 強い誘導結合で電気的にアンテナ−アース回路を構成するモノと考えられます。
 そうしてフリーになったアンテナ回路の両端は、それぞれ感度や分離の違う(相反する)アンテナ端子となる…といふ事です。

 どっかの米国の小学生向け工作では、二次コイルを上から重ね巻きにしている様です。それは単なる重ね巻きでは…←子供用単純方式だそうな
 あと、「バイファイラ」で「バイファイラ」は検索等で拾われますが、逆はダメなの何ででしょう?だからあざとく後者で記述しときます。

ミステリーコイル巻き方 左にミステリーコイル詳細寸法図を掲載します。巻く前に、一直線に線を引いて寸法通りの所にキリで穴を開けておいても良いかと思います。
 全体は50回巻きです。途中に二重巻きの部分が割込む形になります。
 二次コイルを、過去の文献通りに細い 0.32mm径の線で巻いています。(紛れ防止?)
多分コレだな主流になれん理由は。

 全体は#24番(0.5mm径)銅線です。
 細いの(二次コイル用)は#30番辺り?(0.32mm径)の銅線です。Proton方式(←記事書いてた人のペンネーム)、と呼んでおきませう。

ミステリーコイル巻き風景←とりあえずグダグダ言うより先に(と言ふか、半年ぐらいグズグズしてた気がする)巻いてみました、中央のコイル。
 真ん中の辺りのバイファイラ巻き部分はお判りでしょうか。(白いのは木工用ボンド)
 線を二つ並べて持って、ひとーつ…ふたーつ…と数えながら巻きます。
相変わらず乱暴なニョガン写真。

ミステリーゲルマラジオ実験中 で、2012/03/13 段階では左の写真の通りにコイルに直接バリコンやら検波回路やらをつないでバラック実験といった風体なのですが…
 ただいつもの事ですが、向こうの人たちの話を鵜呑みにするとトンでもないアンテナを張らねばならない事になります。数十mとか。
土地、無用に広そうだし。
 何か評判の割りに主流となっていない点から考えると、大したクセ物かも。

 星巻き八号機受信報告でお馴染みの「珍局」NHK佐賀第一1kW...コミュニティAMかよ)を、簡単に?受信出来てる…た、多分偶然よね。マジ偶然だったみたい。
 「感度」という点では、ハッキリ言ってかなり良好な様です。ただし変な短波?(ピーピー音)が割込みがちです。
全般的に変、ミステリ〜(泣)

 ↓↓↓数日後 A few days later

 完成品・全景。
ミステリーゲルマラジオ9.5号機バリコン使うてるやん!! 
 
 何だかチューニングがシビアなんですね妙に、特に As 端子の方で受信する場合。そういう訳で今回は九重の洗濯←誤植にてバリコンとやらを使用しよう。
 サルベージしたバリコンが容量直線変化型なので具合悪い。それから容量も 500pF に足りない様ですが、却って上手く行っております。コイル 220μH ぐらいか?
   回路は上のモノそのままですが、イマイチ音が割れて聴き辛い…ので、出力に並列に 100kΩ追加(音ユルめ用)。
 もしハイインピーダンスなヘッドフォン( 2000Ωとか)を入手出来た幸せな方は、100kΩは要りません多分。 (゚д゚#)オレニオクレゴルァ いわゆる今時の「セラミックイヤホン」とかゆーヤツが、融通の利かない仕組みだからです。

 【追加】
 感度はやたら良いのですが…、夜間はいろいろ入って来過ぎて困るとゆーか。
 開発されたのが1930年代のオーストラリア、近隣にアレな勢力が存在しない、電波的に孤立した環境の中では「こりゃ便利!」で済んだのかも。

 アンテナ端子は:
 Ab端子(感度が良い・分離ゆるい)
 As端子(感度下がる・分離良くなる)
 …という事になっています。言われるほど差は大きくありません。一応は、零細弱小局を探る場合などは As端子で鉄板ですな。

 あと、Ab端子にアンテナ、As端子にアースをつないだら、フツーのゲルマラジオになってしまう事はナイショです。
 バリコンを弄っていると、近くに置いてるスーパーラジオに反応があります。雑音が増えるんやけど…電源無しで結構な磁界を発生させてんだなと実感。

 【追加】
 巨大なアンテナを張れる人は、別にアンテナコイルを巻けば更に分離良く、高い周波数局も安定して聴く事が出来る様です。
(一応オーストラリアの記事の方でも Mystery Plus と称して、コイルの上に更に別のアンテナコイルを 15回巻いたヤツを紹介している風)

カップラー実装中カップラー実装中
 とゆー事で、形にしてみたのであります。上から巻き足しても良かったのですが、外観が変るのを避ける為に別枠にしました。
 ↑↑↑なぜかいちいち入る変なの。

九号機ボツ図 アースの位置も変更するので、ラジオは完全に宙ぶらりんになります。また同調回路も離れ島状態。
 本来作りたかった9号機に似た構成に、期せずしてなってしまったのは闇の力ゆえか。
←参考図
 要らんモンが聴こえなくなりました。実験途上なのではっきりした事は言えませんが、分離性能が格段に向上したのだけは確かです。
 メインコイルの上に斜め置きしても良好です。

 迷走した話→ゲルマ研究3

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