ゲルマニウムラジオ「万年十号」
(バリオメーター式)

ゲルマニウムラジオ十号機
※ニョガン並べに無理が出て来た※
 

 

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ゲルマ研究3

目当て「ネタぢゃ〜〜!!」
 そらいくつも作ってりゃネタに走る事もあるでせう。それだけでなく、この様なレトロチックな機構には興味があります。ゲテモノ
 ヴァリオメーター or バリオメーター、すなはちコイルの一部を回転させて見かけの巻数を可変する、なんといふ巧妙且つ横着な発想と言へませんでせうか!?
 摺動式の巻数可変装置(こんな)では、物理的にも電気的接点が削れ易く、特に高湿度の我が国では酸化(錆びなど)が発生し易い、つまりすぐ劣化するという事。
 そういう訳で、直接的に触れない様にするのが劣化対策になります。
(まァもちろんつないだ導線がクニャンクニャン動かされるのはある)
 何か仮ページを上げてたった数日で「バリオメーター ゲルマラジオ」みたいな軽薄なキーワードでウチページがワリと上位に引っ掛かる様になってる、という事で超特急で組立てました荒くてスマン。

コイル巻き枠養生中 今回はもちろんコイルが相当異常な格好ですので、どうしてくれようかと悩みましたが、素直に細角材で組む事としました。
 やたら骨々なので巻き線に悪影響を与えにくいと思います。ただし、しっかり作っておかないと、巻く時にひん曲がったりバラけたりしますので充分に養生です。でも一回潰した…
 フロッピーの箱を型枠にしようと思いましたが微妙に長方形だったのでやめて、11cm ぐらいの正方形という事にしました。
 アナログはイイカゲンなのです。
 ただしコイルは横木に引っ掛けて八角形に巻く予定ですので、見かけの直径はもう少し小さくなります。
※無造作にゲッター初版本※

コイル巻いて養生中 しっかり固まって数日放置した後、実際にコイルを巻いてみました。中で回転する部分は直径 8cm の紙筒です。
 巻き数は、外枠が 25 回巻き X 2、内枠が 30 回…と言いたかったんですが入らなくて 28 回巻き X 2 。
 アナログはイイカゲンなのです。
 巻き数を事前に決めていたのでコイルの厚み(巻き幅)は自ずから決まっていました。0.5mm 径のウレタン線ゆえ、ちょいと絶縁被覆分を上乗せして「 0.55 X 巻き数」ぐらいでちょうど良い様です。
 実は、巻き数は完ッ全に大雑把適当、後でコンデンサーで調整すればイ〜じゃん的手探り工作でした。アナログは(略)
 てゆか今の人たちは事前に考え過ぎ。測定器無しで作っとるぞ〜♪

目当て 急に出て来たお馴染みの 8cm 径(ぐらい)紙筒。そんなモン無いぞ、とおっしゃる方へ。いいえ、どこにでもあります。どこでもかー?ウンコの中にもかー?
 当方で用いてるのは、絨毯の巻いてたのの芯?的な、確かに少し違いはありますが、一般にはガムテープの芯が便利です。
幅を広げる ただ若干、巻き幅が 5cm 以下と狭くなりそうなので、線を細くするとか内側の巻き方に工夫が必要です。
 または左図の様に真ん中で割って間を広げて固定するのも良い方法です。回転取っ手を付けやすくなる風だし。
 二つの外枠で内枠を挟み、内外の導線を「直列」につなぐとバリオメーターになります。
 なお、「並列」で使うと「バリオカップラー」とかになりますので注意。
※それはそれで使い所はある※
 

仮組み2012/06/03(仮公開日)
 で、土台を接着して仮組状態にて実験。
 見ての通り、内側の宙吊りコイルを回転させるギミックで、導線の見かけの巻数を変化させる仕組みです。←食玩並みの作り。
 回転させて反対向けたら巻数は引き算、同じ方向では足し算という原理です。中途の角度も連続的に変化します。
 安直に作ったので、まるでオモチャ然とした姿ですが、これでもラジオ初期には立派に製品として販売されていた形式です。
※「ウェスタンエレクトリック」社製品とか有名らしい※
 ただし既製品では回転軸は金属製とか、堅牢です。これはあんまり期待していなかった結果です(宙ぶらりんだし)。

吊るし方 コイル部分の機構は、完ッ全に現物合わせの集大成であり、設計図として描けません (´;ω;`)
 再現希望者は自身の叡智と炎の志を貫徹する鋼鉄の意志で建設高地攻略を攻撃攻撃攻撃精神で戦い抜きましょう!!(キリッ
←と、言ふのも何なので、とりあえず追加で描いてみた。
 逆に言いますと、宙ぶらりんだろうが、こういう風に動く様に作りさえすれば、一応ちゃんと作動(選局)するという事です。
 ホンマにアナログはイイカゲンなのです。
蚊取り線香入れみたくなっただ

 内コイル回転機構ですが…本文にある通りに単純にぶら下げているだけです。導線もそのまま穴を開けて引っ張り出しています。
 多分イケナイ方法だと思います。とは言え、ここを見て容易に誰にでも再現出来る様にという考え(簡単単純を啓蒙)からです。ゐるのか?
 0.5mm 程度の銅線では少々張力が強めですので、少し常にテンションのかかる様な「ぶん回し取っ手」を作り付ける必要があります。(もしくは線を細くする)
ツマミがゴテゴテなのは試作品(試行錯誤)の結果(泣)

バリオメーターゲルマラジオ回路図 とゆー事で、そろそろ回路図のお広めであります。左図の通りです。
 コイルが十文字=十号、というのは後で気付いた偶然です一応。またコイル部分が描きにくい…ので、ローター(回る方)を赤色にしてみました。
 今回は「直列同調」になりました。いろいろ実験してこうなった訳ですが、元にした古代のマシンもそうだったので採用の運びとなりました。
 また、はっきり言ってアンテナバリコンを通さずに直接コイルへつないでも、ちゃんと聴こえてチューニングしてしまう原始っぷりです。
 出力がコイルの途中から引き出されていますが、いろいろつなぎ変え、最も聴こえ具合が良かった方法です。コイルのQの具合などに関連しています。
 後半のはいつも通りで、更にジャンク使用なので略。

使い回し手作りバリコン図 さてと、毎回問題になるバリコンですが、今回も例によって左図(使い回し)の様な引出し型に帰着しました。(大きさは 5cm * 5cm 程度)
 今回は特に、アンテナからの(大まか)入力調整だけなので、確実にこんな風で良いワケです。まあ一応、同調範囲の調整という役目はありますが…
※通さなくてもイイぐらいだからね※
 ただ今回はアンテナ入力の通り道であり、どちらか一方がアースではないので、湿気等でリークする可能性のある木製基板から出来るだけ浮かせる努力が必要です。そこでガムテっすよ。('A` )
 加えて基板との間には 5mm 角の細角材を組んだ井桁(スペーサー)を挟んで更なる用心。

ゲルマラジオ十号機全景 で、気になる結果ですが、何か感度がメッタクソに良いんですね、困った(なぜ)。
 こんなもんでちゃんとチューニング出来てるのが不思議。ソレ言うたらオシマイや
 ただし大方の予想通り、周波数同調可変範囲が狭く感じられます。素ではだいたい 1000kHz 辺りに超えられない壁が。モデルのウェスタンエレクトリック社製の機械も、そこでアンテナつなぎ換えだった様な。
(当方のは平バリコンアルミ板で可変可能)

ケッケッケ いや〜なんかバリオメーターってのゎ、昔の人が面白がった気分ってのを理解しやすい「装置」ですな〜ホンマ。

アンテナ・アース接続要領図 【追記】
 ん〜、しかし古代過ぎるかなー。長過ぎるアンテナ・アースをつなぐと同調点が行方不明状態になった。まァその為の乱暴な手製平バリコンだし、抜き寸前でどうにかなったし。
 アンテナは 15m ぐらいまでで抑えて頂くとヨロシイかと。とにかくアンテナアース回路の全体の長さ(引込線も)にも気配って下さい。アース側をカウンターポイズ状態にするとか…
(アンテナアースそのモノの直列同調回路の横から盗み聴きしてるのに近いし)

アンテナバリコン働き図 【追記】
 書くほどの事ではないですが、結果が出たモノで。
 上で述べている通り、単純な選択範囲は狭くなっています。(左図参照・アンテナ回路 15m ほど)
JOLK = NHK 福岡第一 612kHz
JOLB = NHK 福岡第二 1017kHz(熊本やったらゴメン)

 コンデンサーを通すと、周波数の低いモノは通りにくくなります。コンデンサーの容量で調節出来ます。
 コンデンサーの容量を小さくすると、低い方の放送電波は遮断されます。そこに高い方のモノが割り込む形になり、結果として選択範囲を調整出来る様になります。
 なお、もっと高い方は、製作精度や分布容量の関係で、どうしても頭打ちになります。
 アンテナを直接つないだ場合は、図のAよりも更に低くなります。と言うよりアンテナ回路の長さをモロに反映して放送局行方不明とかになります。

アンテナカップラ 【追記】
 一応名誉回復に。左図上の様なアンテナカップラを通して傍受に移りました所、KBC 九州朝日 1413kHz を難なく受信出来ました。
※ただしアンテナ・アース回路が、別に長大になった※
 上の方は相当寸詰まって分離不能状態なんでしょう。だからアンテナカップラ段階で選り分けて配分すれば、ちゃんと聴こえるといった塩梅です。
 また、マァマァ感度も良いので、最初から組合わせて作れば、かなり面白いモノ( DX モデル風?)が出来るのではないかと。


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