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ムンビーナ語は表意文字言語です。でもパソ環境ではラテン字・教科書綴りで進めます。
ハイ皆さんに挨拶、「 uo! ウー! 」
何でウチらがやんのコレ? 更新・
「う〜〜〜…」ダルィ…
これは改訂版です。以前、余りにも原始過ぎてサル語のままで終ったモノで…
なお、ある程度の単語や文字は判っておられる前提で話を進めます。
綴りは教科書綴りという、一字一字分けて書く方式で記述します。
「これはペンです。」
kuh iu-ut ba.
クフ イゥウッ バ。
此は 字−出 也。
定番の表現です。日本語式の「A = B 也」という言い方です。
ほとんどの文型はこの形の発展型です。「フ」の様な半角カタカナは「息だけ(要するに溜息)」や「子音」の音を表します。
「アナタが好きです」てどう言うんぢゃ?
naih uo ba.
ナィヒ ウー バ。
汝は(が) 好 也。
…とかだな。「汝 = 好 也」になっとるやろ?
ええと、日本語で言う「は」と「が」を区別しません。
左)ないひう〜ばッ!
右)ヤメロー!※こういう事するからフザケと思われる※
ところで、「アナタが(何かを)好き」と言う場合(つまり「アナタ」の意志)では、こういう言い方をしません。
nai yah uo ba.
ナィ ヤハ ウー バ。
汝 こそ 好 也。
yah が付くと、表示されている主語の意志になります。
左)なぃ やは ばぅふ う〜ば。(アナタはウンコ(?)が好きです)
右)文は正解ッ!(ちなみに nai yah bauh uo ba. )
「アナタが好きです」の他の言い方として、「アナタを欲するのです」
nai bu auh uo-nat ba.
ナィブ アゥフ ウーナッバ。
汝 を 我が 欲するの 也。
…の様な言い方があります。
「〜を」を使うと直接目的語と他動詞になって、責任者が明確になります。
あうふ、あうふ、ないぶ、う〜♥なっばぁ〜!(襲い掛かった!)
(敵を押し退けた!)
ただし、この言い方には単純に「こっち来て!」というニュアンスもありますので。
だいたい、「愛」って言葉が無いのよねー。「 u-uo 必要」で誤魔化すって?
kimh tai si u-uoh bie-nae-na nn,
ae-suo si uo bana aku bu kut-na nn,
mun kim bu nam-tae-nae-nat ba.
心の 中 に お−好が あらぬの 而、
何−様 に 好 な 事 を 言うの 而、
人(の)心 を 揺らし−得ぬの 也。
心に愛が無ければ、どんなに良い事を言っても人の心を揺り動かさない。
左)ばぅぶ なぃひ う〜なっば。(ウンコ(?)をアナタは欲するのです)
右)ひつこいッ!
(ちなみに bau bu naih uo-nat ba. )
名前とか、どう言うの?
アンタの名前(マスミ)が都合良いから使うぞ。
au nieh k-mae-suo-mie-x ba.
アゥ ニーヒ 『マースーミー』 バ。
我(の)名は 『マースーミー』 也。
「〜の」はありません。名詞が並んでるのには注意して下さい。
k-***-x というのは固有名詞カッコと呼び、間の文字の音だけを拝借します。
固有名詞は出来るだけムンビーナ表意文字の似た音で表しますが、母音が a, i, u しか無く、子音も若干足りないので、場合によっては相当に変になり得ます。
ラテン字表記では "masumi" の様に素書きして良い事になっています。
普通、人名には日本語の「さん、ちゃん」等に相当する tum を添えます。
「私の好きなナオちゃんがぱんつを見せました」
au uo-na k-nau-x tumh kuma-kina bu mae-tin-nat ba.
アゥウーナ ナゥトゥムフ クマキナ ブ マーティンナッバ。
我(の)好むの 『ナゥ』 氏が 小衣(下着) を 見−せるの 也。
左)勝手に先に進めるな〜!
右)(死んだフリ)
フライングついでに説明しましょう。
-na(t) が付いた単語は動詞です。ba, ku の前でだけ t が付きます。
uo-na は「好む・欲する」の「連体形」です。言いきる場合は uo-nat ba. の様に断定辞を付けます。(当然 t が付く・「連体止め」という用法もある)
動詞は、語幹と -na(t) の間に助動詞要素が割り込む事で、多彩な変化をします。そこら辺は日本語に似ています。
mae-na 「見るの」→ mae-tin-na 「見せるの」
→ mae-nae-na 「見ないの」→ mae-nan-na 「見られるの」
→ mae-tae-na 「見えるの」・・・
kuma-kina は…この様な前触れ無く出現する合成語にも注意が必要です。
「小さい女の子がいます。」
kuma bana kuma-mieh bie-nat ba.
クマ バナ クマミーヒ ビーナッバ。
小 な 小−女が ゐるの 也。
左)オマイも小さいやないかーこらーーーあ゙ーーー!
右)例文だってーの。
bana が付いた単語は形容詞扱いです。ここでは kuma がそうです。
でも次に kuma-mie という形で再登場しています。こちらには bana は無く、素のまま「 mie 女」とくっ付いています。これは合成語「少女」です。
「ナオちゃんの胸は私より小さい。」
k-nau-x tum nnah au yih kuma ba.
ナゥトゥム ンナハ アゥ イ゙ヒ クマバ。
『ナゥ』氏(の)胸は 我 より 小 也。
頃すぞ。
形容詞を言い切る場合は直接 ba を付けても通じます。
つまり最後の kuma ba. を kuma bana ba. の様に言っても意味は余り変わらない(より厳密にはなる)という事です。
「小さいです」と「小さいのです」の違いくらいかな?
ちなみに、yih は比較の「〜より」です。「イ゙」はヤ行の「イ」という感じで、「ギ」や「ジ」に近い…けど普通は「イ」で良いです。…だから急に進めンなって。
「明日学校に行くだろう。」
kan-pie si nin ta mat-au.
カンピーシ ニンタ マッアゥ。
次−日 に 学校 へ 行くべし−我。
何ぢゃこら?ちゃんと学校ぐらい来いよ。
(無視)語尾として人称代名詞が付くと、意志や推量欲求を表す動詞になります。代名詞 au で代表して「アウ動詞」と呼びます。こちらは「終止形」です。
更に後に -na(t) を付けると「連体形」になります。
これは、言った時点で結果が出ていない行動になります。この反対に -na(t) を付けるだけの動詞(ナ動詞と呼ぶ)は、結果が出ている(または見えている)動作です。
だから nin ta mat-nat ba. とすると、「学校へ行った(過去)」「学校へ(は)行く(モンだ・習慣)」と読めます。
kan-pie は「次の日・明日」、mat-au が問題のアウ動詞「私は行くだろう」です。
「ナオちゃんと私はずっと友達です。」
k-nau-x tum nn auh bie-nae si tum-mun ba.
ナゥトゥム ン〜 アゥフ ビーナーシ トゥムムンバ。
『ナゥ』 氏 & 我は 終−無 に 友−人 也。
これが決定事項って事ね。
はァ??… 「友達かも知れません。」
tum-mun ba hae.
トゥムムン バ ハー。
友−人 也 や。
bie-nae si は「終わり無し=ずっと」、tum-mun は「友人・仲間」、です。
hae は疑問・推量を表す後置不変化辞です。よく疑問に使われます。
「思っててもそんな事言わんぞフツー!」
a bu naih pin-na nn, a bu kun si kut-nae-nat ba!
アブ ナィヒ ピンナ ン〜、 アブ クンシ クン゙ナーナッバ!
其 を 汝は 思うの 而、 其 を 常 で 言わぬの 也!
ギャグやがな。や〜結構難しい事も言えるよねー(棒・ゴマカシ
動詞+ nn は、色んな接続形に読まれます。「思うので・思っても・思うから…」
あと、n, m の前の内破音 -t は -dn (上では「ン゙」と表記している)の様に発音します。ま〜普通は -n と区別無いけど。
左)「ずっと友達って言え〜!」キーキー
bie-nae si tum-mun bah si kut-nai!
ビーナーシ トゥムムンバハシ クン゙ナィ!
終−無 で 友−人 也・ と 言うべし−汝!
右)「そんな事より麻雀しようぜ。」(ヒツコイぞ)
a-suo bana yih, k-mae-si-yan-x pai bu ie-aau.
アスーバナ イ゙ヒ、『マーシヤン』パィブ イーアアゥ。
其−様 な より、 『マーシヤン』遊 を 為すべし−我ら。
bah si は「〜であると(引用)」、kut-nai は「汝言うべし」で、命令形としても使う事があります。
a-suo は「その様」、『マーシヤン(麻雀)』の後の pai 「遊」は「決定詞」と呼ばれるモノで、固有名詞のジャンルの補足語です。音読しない事もあります。
ie-aau は「我ら為すべし」で、誘う時にも使います。
「そんな事より」を「そんな(の)より」と、「事」を略しています。連体形用法です。別に a-suo bana aku yih でも構いません。
左)「ウチが勝ったらずっと友達やぞ。」
auh uo-ie-na nn, bie-nae si tum-mun ba!
アゥフ ウーイーナ ン〜、 ビーナーシ トゥムムン バ!
我が 好−為すの 而、 終−無 で 友−人 也!
右)「ほんっとヒツコイなオマイゎ。」
aka-aku si, naih bie-nae bana ba.
アカアクシ、 ナィヒ ビーナーバナ バ。
明−事 で、 汝は 終−無 な 也。
uo-ie-na は「好(ましい事)を為す(作る)の」という意味で、そういう事全般(「勝つ」とか)に使われる表現です。逆は aya-ie-na 「劣(嫌)為すの」。
aka-aku は「明確な事→本当・真実」、逆は kuya-aku 「暗事→嘘・誤り」。
「しつこい」のを bie-nae bana 「終わり無き(連体止め)」で表現しています。
bie-nae bana mun ba. 「終わり無しの人だ。」の方が正確(でもウザイ)です。
ムンビーナ語はこんな感じです。最後はネタになってしまいました。