音楽考 Die Musik denken

タイトル看板

「P.H.Qラジオのポップスジェット便よ」

 「ビタースィートサンバ」を思え!
 情報がデジタル化し、古いメディアが捨てられる時、新しい時代の全国ネットが生まれる。全国ネットの代わりにインターネットを、インターネットの代わりにインターチェンジを。真夜中の車のスベリ台、大元帥のオ〜ルナイト日ッ本一ィ〜!©鈑金屋
 小学生の頃、小学生から見て歌い手はみんなオヤジやきたないオバサンであり嫌だったので、「意味の判らない」洋楽に目を向けた。早々とラジオを聴き始めた。
←洋楽例
 小4でオールナイトニッポン、聞きまくってた。学業に障りがあるので第2部はあまり聞けなかったけど。いやぁ学校で誰とも話が合わん、困った。知人が朝4時前に遊びに来たりとか、ね。ワシの周りだけ変。なお、いつ眠っていたのか謎。

目当て 「ステインアライヴ」発掘記念歌詞カナ表記・かう歌へ!
 (ドリフ見習い声で)

 ウェーリュカン テゥバィラウェアィユンマィワーズ アマウーマ・マンズ ノータイマロー。
 ミュジ〜ッザ オリ テランキ〜ミワーマビンキカラゥンスィンサィワッボ〜ン。
 バリッ、アォ〜〜〜ライッ、イツァオケッ、ユメィールッキーアッラ〜ウェ。
 バッウィカントラィ、ンワンダースタン、ェユザータィムルーゲラーロ〜ン。
 ウェラ ヤラ ブァラ、ウェラ〜ヤラ マラ ヤラ、ステーナラィッ ステーナラィッ。
 フィラズィリシュリキガィヴィバリフィキビャラ、ステーナラィッ ステーナラィッ。
 アッアッアッアッ、ステーナラィッ ステーナラィッ、アッアッアッアッ、
 ステーナラ〜ア〜アアア〜ア〜ィッ。

 「私にはこう聞こえる」でした。…この次はモアベターよ。

「モアベター Yellow Magic Orchestra (YMO) 」

Я твоя сулга 通称 YMO 、というか途中からこれが正式名称になったんだっけ?レコードは7割方購入しています。E.P 盤などはよくは知りませんが…。
 『細野春臣とイエローマジック・バンド』辺りからか…。最初のは、やはり日本版が良い?東風に妙な要らんヴォイスが入ってない方。無いなら無いで寂しかったりする。
 両方所有。ワタクシはあのヴォイスは要りません。気持ち悪いです。
 「アクロバット」も入っています。B 面の、あのズ〜ッと続いてる感じがゾクるんですよ。

 「ソリッドステイト・サヴァイヴァー」が記念すべき購入第一号の L.P です。「インソムニア」がお気に入り(ウソ)。何か、煌びやかな曲ばかり入っていた感じです。
 「アブソリュート・エゴ・ダンス」とか。アヤイサー、ハイヤー、ハッハッハッハッ…なぜ?

 「公的抑圧(パブリック・プレッシャー)」ライブ盤。ホント擦り切れるまで聞いたんじゃないかな。マネしたマネした音楽室のピアノで。
 「ソリッドステイトサヴァイヴァー」のハズレ具合は意図的なんでつか?

 「×∞(増殖)」衆人の目がそろそろ向いてきた感じの一作、人形がキショイ、レコードがちっこい、コントが入っている、と衝撃ばかり。
 「だぁからさー、ニューウェーブがどーしたか知らないけどさー!

 「マルティプライズ」…ガ〜ン!よりぬき YMO じゃんかっっ!!
 (ちょうどこの頃に TV で YMO 武道館コンサートなんぞを放映しとったな)

 「 B.G.M 」愕然としたのが第一印象。曲調が暗い。細野「疲れちゃったから。」とかインタヴュー読んだ記憶があります。気分的に最も学生時代に戻る一枚である。
※追記 2007/02/08 むかし住んでいた部屋で「高一時代・O!MY!YMO」(1981年6月号)発見※

 「テクノデリック」気持ち悪さは復活した雰囲気。「前奏」「後奏」の始末に負えなさと言ったら。でも無いと寂しいという曲。
 (ちょうど坂本氏の「サルの家」が入ってるヤツとかも同時に購入したもんだから)

 「うわきなぼくら」特に言う事は無い。ホントはこれで終わるつもりだったとか。

 「サービス」またコントだ…グチャグチャだ顔が…。「ヒイイイ…」「フランシスコは死にました。」とか、「鼻に詰めろ。」「詰めるんだよ!」「つべばした。」とか、そんな印象しか残っていない。フフミ ヨゴムナ。もっぺんサービスで出したから「サービス」やて。

 「アフター・サービス」…また出た。ネーミングにまず驚嘆。しかもライブ盤、調子の変わった東風とか中国女が新鮮で違和感。最後の最後に「ファイア・クラッカー」やってくれたりしてスッキリ。これで伝説は終わるかに見えたが…。
※実際は曲順違うんだってなァ※

 世は CD の時代。色んな L.P が復刻される。そんな中に「紀伊國屋ホール」盤があった。要するに誰も知らない時代の YMO だ。
 一曲目ファイア・クラッカー終わった時点でシ〜ンとしているのが可笑しい。
※ 2010/08/09 マンガ倉庫鳥栖店にコロッと置いてあったので買うた※
 そして「永久保存特別プログラム」盤。やや!コズミック・サーフィンや東風に怪しげなギターがっ!そうか、これで客は騒いでいた訳ね。
昔、ワタナベカツミって人がおってなぁ…。

 「YMO WORLD TOUR 1980」。かなりツボなところのライブ演奏盤。
 いわゆるY(ヤノ)M(マツタケ)O(オオムラ)な三人のゲストを引き連れ(Mはゲスト違うか)回ってた時期の皿である。
 更に「FAKER HOLIC/YMO」も入手。「公的抑圧」付近のライブ音源であり、そのモノも入ってたりするので興味無い奴は詐欺だとか言いそうですがそんな奴は聴くな。
(しかも二枚組でロンパリ・ニューヨーク盤として似たよな作り)
※ 2010/11/28 マンガ倉庫大川店にコロッと置いてあったので買うた※

 「テクノドン」…もう意味が判らない。自らを「テクノの恐竜」という意味で呼ばわったそうで…老兵は死なず、ただ消え去るのみ。

 追記 2010/01/04
 千のナイフ・冒頭の語り(読み)
※「ん」…「ング」音 「ら」行…舌を弾かないジャ行(に近い)

チゥーヨゥ リんユンツー チョんシャん チんカんシャン
チィェンリー  ラィシンクーリー チャんマォ ピエンシンヤン
タォチゥー イんカーヤンウー コんヨゥー ティェンティェンリゥシュィ
カォルー るーユントゥアン
クォーラ ファんヤんチェ シァンチゥー プー・シュー・カン
ファんラィドん ツーチーフェイ シーれンニん
サンシパーニェン スィチュィ タンチー イーシュンチィエン
カーシャん チゥティェンチァオユェ カーシァ ウーチーツォピェ
タンシァオ カィカースィ
シーシャん ウーナンシー チーヤォ カんタんチュィ

 個人のでは坂本氏の WarHead とか、むかしシングルレコードなんで買わんかったんかなー思います。何あの曲わスゴスギ。
 やや関係無いけど、phew やったけ?「終曲」なんて、どう?なぜかカセットテープに録音してた、出所不明。
 「♪よおーこそーいらーっしゃいーいつーでもーどおおーぞ」ていうヤツ。

 昨今はネット上(Youtube等)で大昔のYMOサウンドを楽しめる様になりました。有難い人々がさっさか上げて下さるからです。
 中には紀伊国屋ホール以前のモノ、実験的でパーカッションがドラムでないモノとかまで。ラジオエアチェックのモノらしいですが。
 そうかと思えば、マイケルジャクソン版 Behind the Mask とか。えー全っ然違うやんこれ何やー。

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オーディオ小技(過ぎ)

オーディオ看板(かわら版風味) 基本的にここの管理者は聞えれば良いという理系なヒトであって(何か表現が変)、音色に重みを見出していませんでした。
 しかし昨今デジタル音源に触れる機会が増えましたる所、そんな管理者でさえ音が「足りない」と感じる事が多くなりました。
 音素に優先順位があって、要らぬと判断された音素の音量が下がる現象とか、耳障りなのです。
 技術は進歩したハズなのに…という事で、原始的(手まぜ的)に攻めてみたいと思います。

※一部記事削除※

マトリックス結線図 ライブ盤などは、あえて逆位相にして聞くと、また違った臨場感が得られます。簡易接続法は簡単で、アンプに向かうケーブルを L R 共に「半抜き」にするだけです。アンプが強引に左右の信号を合成して音を出してくれます。ならんかも知れん。
 むかし某所で左図のような結線図を見まして、それから着想致しました。後ろ半分がこれに相当します多分。
 なお「逆位相」というのは私の勝手な命名であり、人に言っても理解されません。
 いわゆるカラオケマシンなるモノが、これの進化形であります。

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「まつもといよ」

大目当て ワタクシはYMOや洋楽ばっかり聴いてて、いわゆる一般の歌謡曲なるモノをうんこ汁が流れる音ぐらいにしか感じない。「変」なのではないか…
 そう感じたワタクシは、何かアイドルとか呼ばれてる連中を物色してみやう、さて誰を…とか思うてる所にちょうどTVで水着で歌ってる細いのが目に入りました。よし、コイツだ。まず、名前が「松本伊代」と言うらしい、という段階から出発です。

 レコード屋に行ったら、「TVの〜」はたまたま無くて、ハズいので店員にも聞けず「チャイニーズ・キッス」を買うて来ました。
 ハズいよ〜、LPまで買うんだから大変だ。「地っ下て〜つのン窓にカ〜リブのう・み、見せてぇっ、あげるぅ♪」とかいうのが入ってるヤツね。思い立ったら挫けぬ内に銭を使わねばなりません。おお、「TVの〜」入ってる、助かり。
 もちろん「太陽がいっぱい」も出てすぐ購入し、「お前こぎゃなとが良かとかッパァ〜?」と、とある知った顔(妖怪)から「センチメンタルジャーニー」も借りてきて録音、♪生意気言ってゴ〜メンなさいねぇ…と、ちゃんとB面も録音する執着ぶり。
 その後もLPを更に1枚、シングル数枚、「IYOKAN伊代・予感」(最低っ!)まで購入するという徹底ぶりでしたが、ワタクシの方が壊れました。
 「やっとれるか、こんな事。」レコードは全部、佐賀の病人に下賜。


「余談」

大目当て YMO や洋楽以外では「富田勲」のレコードを多数入手しています。バミューダトライアングルのヤツとか(コンピ取り込み用の音が入ってるヤツ)何か音が飛回る…「展覧会の絵」のヒヨコとニワトリとノラネコの追っ駆けっこが判りやすい、8の字に走り回る。併せて元ネタのクラシック盤も買うんだよね。「惑星」とか。
 富田サウンド、なんか「空中都市 008 」の時からやってるアナログで。
 シンセ要らんじゃない?この人。

 余談 the 洋楽。小学生時分から歌謡曲なるモノに見切りを付けていたワタクシは、「歌詩の意味が判らない」という理由で早くから洋楽に転向していました。右脳で聴くタイプだからです。意味が判ると左脳で聴きます。

 その他は、ロクなモノ買うてません。ちょうど放送局ゴッコしてた時やから、ウケを基準にレコードを買うてたからです。
 歌謡曲は、当時唯一、西城秀樹の「ヤングマン」ぐらいでしょうか。これとて YMCA つながりに過ぎない訳でして、「ディスコ・スペースインヴェーダー」なんぞ、何のつもりなのかも不明です。「日本全国酒飲み音頭」とかもね。「子供たちを責めないで」とかもおもろかったな〜。あー「いきつけブギ」やったら録音しとったよどっかにアラジンの。

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「以降、軍歌」

 本日は、

であります。

目当て 軍歌、ローカルヴァージョンが多い。例えば「日本陸軍」の「我が軍隊の砲弾は〜」を「我が砲兵の砲弾は〜」とするヴァージョンもあります。兵科によって違っていたのでしょう。
 耳に引っ掛かる「係り結び」の用法、曲の終盤始めで「そびゆる富士のす〜がた〜こそ〜」と来て、最後に「ほ〜こぉ〜りぃ〜な〜れぇ〜。」で終わったり。
 「はたになは〜じそ、はじなせそ〜。」と日本語に聞こえない「な+未然形+そ(否定)」の用法もあります。「旗に恥じるな、恥ずべきをなすな」という意味です。
 途中まではアホキャンプ風なのに、最後にとって付けた様に急に勇ましくなる「雪の進軍」みたいな例もあります。

 かなり多いのが「歌詞カードを見ないと判らない単語」を歌い込んでいる点。「しらずやあじあのひのでこく〜」??→「知らずや亜細亜の日の出国(日本の事)」はぁ?
 「ちゅうーとこーとぉ〜そーのもーぉんえー〜♪」答えは「忠と孝とをその門へ」でした。当時の人ならピンと来るのかも。
 あと「まだしずまずや、ていえんは」などは「沈まず」だから「ていえん」は船の事だろうとは察しが付くのですが…調べたら清国海軍の戦艦の名前でした。「すぎのはいづこ、すぎのはゐずや」辺りなら人名だと判ります。
 「ちょーうこーくーのーくぅもーあ・を・し〜」「ほーうこーくーのーちぃはーい・さ・む〜」

 結構戦友が死ぬ歌が多いです。天皇陛下万歳と三度叫んで朱(あけ)に染まってニッコリ笑って…という道筋を採る様です。そもそも戦場で夢に出てくる父上に「死んで帰れ(←多分長男ではない)」と励まされる世界です。馬は大事です。

出征兵士を送る歌	♪わーがおおきーみーにーめーさーれーたーるー〜
雪の進軍		♪ゆきーのしんぐんこおりをふんで〜
歩兵の本領	♪ばんだのさくらかえりのいろ〜
日本陸軍		♪てーんにかわりてふぎをうつ〜
敵は幾万		♪てーきはいくまんありとても〜
勇敢なる水兵	♪けむりもみえず、くももなく〜
軍艦(マーチ)	♪まもるもせめるもくろがねの〜
広瀬中佐		♪とどろーくつつおーと、とびくーるだんがーん〜
水師営の会見	♪りょじゅんかいじょうやくなりて〜
愛国行進曲	♪みよとうかいのそらあけて〜
日の丸行進曲	♪ははのせなかにちさいてで〜
麦と兵隊		♪じょしゅうじょしゅうとじんばはすすむ〜
同期の桜		♪きさまとおれとーはーどうきのさくら〜
月月火水木金金	♪あーさだよあけだーうしおのいーぶーき〜
轟沈		♪かーわいぃぎょらいーとーいぃっしょにつーんーだー〜
空の神兵		♪あいよりあおきーおおぞらにーおおぞらに〜
若鷲の歌		♪わーかいちーしおのよかれんの〜
海行かば		♪うみーゆーかばーみーずくかーばーねー〜
加藤隼戦闘隊	♪えんじんのおとーごうごうと〜
戦友  		♪ここはーおくにをなんびゃくり〜
紀元二千六百年	♪きーんしかがやくにっぽんの〜
露営の歌		♪かってーくるぞといさましく〜
ラバウル小唄	♪さーらばラバウルよーまたくるまーでーは〜
愛馬進軍歌	♪くーにをでてからいくつきぞーとーもにしぬきでこのうまとー〜

 「日本のマーチ」とかいうCDを借りて来た。前半は楽しい軍歌である。ただし初っ端は、モノの見事なパチンコ屋「軍艦マーチ」である。まぁ拒否反応を示す人はここで撤退しそうだから良いか。
 「君が代行進曲」がプリチーで良い。いや〜自転車に乗ってて口ずさむねぇ、ありゃ。
 そんな事言うヤツぁここにしかいねぇ。
 デェンデ〜デデ〜〜〜、デ・デ・デ・デ・デ・デ♪(また始まった)

【追記】
 youtubeでアニメ旧「のらくろ」を見ていたら、第一話「大脱走」にてサル軍機との空中戦(追っかけっこ)に於いて「♪見ーたか銀翼この勇ぅ姿〜(題名失念)」のフニャフニャBGMがかかっておりました。
 更にそれ以後、デイリーウンタラで旧「のらくろ」を見ていたら、軍歌流れまくり「♪きさまとおれとーはー(ry」「♪エンヂンのォおぉと〜(ry」再放送出来んか?地上波じゃ。
(つーか、そんな事言ったら「アニメ・決断」は)
 昨今、ボカロに愛国行進曲歌わせたりとか、壊れた人が多いです。

【追記】
 ここしばらく何やら「雪の進軍」をよく耳にする様になりましたが(あと「カチューシャ」とか)、とあるクロスメディア展開作品の所為の様ですね、そこん所疎くて。
 手持ちの資料では最後「どうせ生かして返さぬつもり(多分自分の体を)」なのですが、歌詞が軟化してます?(あと「武運拙く討死せねば」は已然形?仮定形?)
 過去サバゲキャンプ中に湯を沸かそうと後輩に薪を拾わせたら、煙い筈だよ生木が燻った…折って来たそうです立ち木から。

【追記】
「進撃追撃行進曲」が面白い。
「同期の桜」は2番まで聴くと印象が変わります。

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