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工房のお話

その4・初めての沖磯釣り

前3回は、工房の始まりのころのお話をしました。
今回は、話の方向を変えて、趣味で行っている磯釣りと
ボランティアの消防団のことを 少しお話してみることにします。

工房の仕事も、ある程度軌道に乗りかけたころ、
今、お手伝いしてくれる長女が、
高等学校に入学した年だったと思います。
丁度その秋、工房近くの住宅でボヤ(火災)があり
地元の消防団の方が、出動でこられました。

火災に発生のとき、ちょうど仕事場で作業していたので
何か、近所がどうも騒がしいので 外へ出てみると
国道から我が家へ来る方向で
家から黒い煙が上がっていて 数人の方が立ち動いておられ
私も 何か異変に違いないと思い、駆け付けたところ
家の窓から 煙が出ていて
近くの消火栓から ホースを延長して
放水している近所の方の 手助けをしました。

その後、消防団の方が来られたときには
火災はほぼ鎮火状態でしたが
消防団の方が 屋根の上に上って
瓦をめくったりして 後の始末をしていました。





 

磯釣りには たくさん
道具を持っていきます。
釣りから帰ったら
道具の手入れをします。

この出来事があって 数日経った頃
消防団と役場の方が
鉄板でできた 10立方メートル位入る防火水槽を
どこかから持ってこられ
火災現場横の 空き地の隅に設置せられ
鉄板の外側のペンキ塗りや
金アミの防火水槽のふた作りの作業を
消防団の方がしておられ、
このお手伝いをしたことがきっかけで
久万町消防団へ入ってみないか?
と言うことで入団をしました。

翌年の正月に
消防団 2分団一部の班長の大原さんに誘われて
初めて 宇和海の御五神(おいつかみ)と言うところへ
磯釣りに連れて行ってもらいました。

魚釣りは 小学生のころから大変好きで
学生のころは ヘラブナ釣りも盛んに行っていました。
が、磯の釣りは まったくの初めてで何も分かりません。

前日の 午後8時ころ自宅を出かけ
途中 M釣具店に寄って オキアミのえさ等を購入して
宇和島市津島町にあるH渡船へ 11時ころ着きます。
翌朝は、早朝の6時30分出船です。
(時候によって出船の時間は違います)

大型建設機械の使い古しのタイヤを
ホースヘッド(船の先が尖っています)に縛り付けた
独特の形をした 10トンくらいの渡船に乗せてもらい
約30分ほどの 沖合の岩礁(がんしょう)地帯が釣り場です。
当日は、真冬にもかかわらず
なぎの晴天だったと憶えています。

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