ラングォ・コモーノ 速習

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案内魔 ラングォ・コモーノ(略称L.C)は、劣化ラテン語(エ○ペラント風味付き)です。人工言語ですが、既存の言語と遜色ありません。
(ただし人工言語としては落第かも)
 欧州言語の端くれという位置付けの為に、ナメられない程度の小細工はしている模様。音韻はやたらに日本人好みになってますけどね。

Languo Comono, languo Latino miniuo con uento Esperantalo.
To, languo facito, a ne miniuo i languoi conito uerito.
(A, di pouas cogure cuo, languo facito to ne bono ?)
Puo asure une languo Europalo, to abus asito datito aroin ne-comono ne-mauto. A, puo ne asure logito male.
A, languo to abus sonoin cuon omoi Iapono amus.

(上の文言の苦しい例文)

§1:発音してみましょう。

ラングォ コモーノ、 ラングォ ラティーノ ミニーウォ コン ウェント エスペランターロ。
ト、 ラングォ ファキート、 ア ネ ミニーウォ ラングォィ コニート ウェリート。
(ア、 ディ ポーワス コグーレ クォ、 ラングォ ファキート ト ネ・ボーノ?)
プォ アスーレ ウーネ ラングォ エゥロパーロ、 ト アーブス アスィート ダティート アーロィン ネ・コモーノ ネ・マゥト。 ア、 プォ ネ アスーレ ロギート マーレ。
ア、 ラングォ・ト アーブス ソーノィン クォン オーモィ ヤポーノ アームス。


§2:統語法。

To, fuilo.
 これ、ペン。
To, amico mi.
 彼、仲間−私。
To ne amico mi.
 彼 否 仲間−私。
To asus amice mi.
 彼 今ある 仲間で−私。(彼は私の仲間になった)
Cauto to cuon mi facis, bono?
 ページ−この(関)私 作った、良い?
Di facus iton to don tempo cuo?
 汝 為す 様な(事)を−この まで 時−何?

 名詞文は単に主格を並べるだけ。一応は補足的なコンマを付けると良い。
 否定は ne を挟むだけであり、全くロシア語並みです。

 人称、特に三人称は to 「こ(、そ、あ)れ」一つしか無いので使い分けに留意。
 to は「彼」でもあるが、最近は女性形 ta 「彼女」が出来て、これは便利。

 どうしても「彼」と言いたいなら、omo to 「こ(そ、あ)の人」と言える。
 「あれ」「これ」「それ」を言い分けたいなら、「 to telo あれ(遠くの指示物)」
to nero それ(近くの指示物)」みたいに言える、かも。
 そもそも「 to 」はいい加減な指示詞で、その時点の注目対象を表し、文中で対象物がコロコロ変わるので注意を要する。
※新しく「 talo そういうヤツ(既知感が高い) = to + alo 」という形が認められた。
to, talo! それ(新たな指示)がソレ(既に話題)だ!」の様に使う。

 名詞文には本質を言う言い方(時制無し)と、状態を言う言い方(時制あり)があります。状態の現在形は「〜になった」とも読めます。
 本来「仲間」の様な変わり得る状態を言う場合はそうするべきですが、会話調では単調な To, amico mi. でも許されます(単純な判定文として)。

 単純な強調コプラ助辞として e が認められました。
to e amico mi. 彼は私の友でぇす。(強調)
 またこの e は、文頭に立ってモノの存在を現わします(無人称動詞)。
e amico mi. 私の友がいる。(英語の there is **** )
 なお、否定形は ne のままです。( ne + e = nee → ne になった風)

 独立した形容詞というモノは無く、修飾語は例外無く被修飾語の後ろに付きます。
 人称代名詞もそのままであり、所有格の如きは存在しません。
(紛れそうな場合は独立所有格形 mio, dio ... を使っても良い)

※2020年代以降、通常の所有格として mio, dio ... が使われている※

e amico mio. 私の友がいる。
e amica mia. 私の友(女)がいる。

 欧州言語なのでちゃんと関係代名詞もあります。しかし cuo 一語のみ…なのは人とモノを区別しないから(英語の that 風)。なお cuo は疑問詞でもあります。

 cuo も、様々な語尾により、変化します。
 cue 補語格形 / cuon 対格形 / cua 女性形の語幹 / cualo 具合を聞く形
 cuiuo どっち? / cuissimo どれ?
 「どこ」「いつ」「どのくらい」等は、「要素名詞」+ cuo で表現されます。格変化は要素名詞の方だけです。 loco cuo 「どこ」→ loce cuo 「どこへ」
 cuo-to だけは、cuo-tecuo-ton …の様に、一語扱いで変形します。
cuo-to (一語扱いゆえ「クォート」と読む)・不定「誰か、何か…」)

 修飾関係や前置詞の語順以外の語順はかなり柔軟です。(だが英語順が無難)

con magon sio cuon di cuedus, uocoin cuon di uolus, noti.
 と共に 力を 己の(関)汝 信じる、 言葉(複)を(関)汝 欲する、 書け。
 ↓
 noti uocoin cuon di uolus con magon sio cuon di cuedus.
 …の方が無難。「己の力を信じて、欲する事を書け」



後付け別表

 ラングォ・コモーノの語順を大まかに示せば、次の様になります。

  主語 助動詞 動詞 間接目的語 直接目的語 補語・副詞・述語
1 to   (e)     fuilo
2 mi   amus   din  
3 nuo   gitus colegie    
4 mi   notus (puo) de uocoin en cauton con fuilo
5 di pouus uidure   languon to bone?
6 di uolus giture dome dio aron to uerite?
7 mi   asus     bone

1・これはペンです。 2・私は汝を愛します。 3・我々は学校へ行きます。
4・私は汝へ(の為)文を紙(の中)にペンで書きます。 5・汝はこの言語をよく判り得ますか?
6・汝は汝の家へこのモノを本当に運びたいですか?
7・私は現在良くあります(健康です・大丈夫です・良くなりました)。

 文例1の動詞 (e) は不変化繁辞(コピュラ動詞)「〜である」であり、特に強調する時以外は省略するのが普通です。
 文例7は、存在動詞 as- +副詞で「状態」を現わします。現在形の場合は「〜になった」と訳す方が良い事もあります。



 簡易変化早判り表:

名詞
語幹

-o 主格

-e 補語格


-i 複数 -n 対格 ( oa 女性形)

 (前置詞は主格で受けるのが基本)
動詞
語幹

 -is 過去
-us 現在
-as 未来
 
語幹

-ido 現在分詞
-ito 過去分詞
-ure 不定形

 語幹-i 命令形 / 語幹-imo 勧誘形

形容詞

 語幹-iuo 比較級 / 語幹-issimo 最上級

副詞

 語幹-e 副詞 / 語幹-iue 比較級 / 語幹-issime 最上級
 

 より詳しく知りたい方は→巻末変化表へ。


§3:文例・用法の列挙。

Cappo a Succuba ne amicoi.
 カッパ と サッキュバス 否 仲間(複)。
Deno etis, a di datas me seruon.
 太陽 出た、而 汝与ゆ 我へ 盾(傘)を。
Uento sano etas, deueloi ludas.
 風−血 吹けば、魔物たち 喜ばん。
Mago mi foutiuo i dio.
 力−我 より強い より 汝の。
Mi asis edito sanon mi uarialo.
 我あった 飲まれて 血を−我 幾らかの。

Mi uolus aron cuo mi pouus logure mautiue.
 我 欲する 事を (関) 我 出来る 話す事 より多く。
 →「私はより多く話し得る事を欲する(もっと話したい)。」

 接続詞らしいモノは a が一つあるだけです。適宜読み替えて欲しい…要するに漢文の「而」です。

 仮定法は未来(推量)形で表現たり、決まった形がありません。
 助動詞の使い回しは英語に準じています。

 最近、仮定法の代わりの様に con を文頭に用いた言い方が出現しました。
con uento sano etas, deueloi ludas.
 と共に 風−血 出るだろう、魔物ら 喜ぼう。(血風が吹けば、魔物ら喜ぶ)

 欧州言語らしく、比較(最上)級の表現は独立して存在します。
 既述の通り、独立所有格は(紛れる場合の)通常の所有代名詞にも使えます。
 「 sanon mi 私の血を」を sanon mio と言う様な…
(これは、世の人々の欲求からであり、本来は誤用)

 単語帳に載っている単語は、その時々に学習者が変化させなければなりません。
 例えば unalo を副詞的に使う場合は unale という風に。
 「 noto 文字」を「書く」とするには notus の様に…
 語尾 -alo は、特に形容詞だと強調したい場合に付けます。uariouarialo

 単語の派生なども幾らか自在に容認されています。英語を例として:

uas- 着(せ)る( cover )+接頭辞 de-, re-
 ↓
deuas- 発見する( dis + cover ) / ・ reuas- やり直す( re + cover )

 の様なモノもあり得ます。


§4:数字・数詞について。

 文字では算用数字の列挙で良い。
 綴りでは数と単位語が合体します。20だけは特別形 uiginto になります。
unomilo duocento tuioginto a cuatuo
1千 2百 3十 と 四

 他に普通文の様に
 milo uno centoi duo decoi tuio a cuatuo
 「千−一 百−二 十−三 と 四」と機械的に言っても良いです。

 小数以下は数の列挙で構いません。
tuio a uno cuatuo uno cinco nufo duo .......
3.141592 .......

Omo tuioto.
男−第三。

 末尾に -to を付けると序数。
 ただし、「第一 puemo 」「第二 secundo 」は例外です。


案内魔 ラングォ・コモーノの速習はこんなところでオシマイ。むしろ印欧語的な自然言語指向があるから、単語さえ判れば問題無いハズです。

Guation, omoi cuo asus legido noto to en nuno. Noto to datus de magon puo logido Languo Comono, a nuo uolus cuo di edas ton bone. En puemo, etimo libuon uocoi Languo Comono.
Di uidus ton, a di conus ton ite cuo? To ne abus uocoin cuon di conus?
Languo Comono asis etito i cuo-to, puo ento-logido deueloi. A, toi edus ente coroin suo, en tempo meto logido, sin guatioi uerite.
(別の所で書いた序文の練習)


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