速習ムンビーナ語

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目当て 速習では「ラテン字綴りムンビーナ語を読む事」を前提に語られています。どうせパソコン環境ではそうなる訳ですしね。


読みから→逆引き(サブウィンドゥ)
慣れたら→字出し(サブウィンドゥ)
基本12字 第一水準百字?(字がいっぱい)

ムンビーナ語の有り様

 【例文】
bin bana ba nn, kuh k-mun-bie-na-x aku ba. naih pin-na yih kun bana bah si auh pin-nat ba.
iu-mae-nan-na nieh tae-uo ba nn, nieh yun-nae bah si anaih pin-bie-nat ba.
aku-pae u-yuth 170-ie nn-nn ba. ku-muy 1-ie si tit bana aku bu kut-tae-na u-aku bah si, auh pin-nat ba.

 【読み】
ビンバナバンー、クフ 「ムンビーナ」 アクバ。 ナィヒ ピンナ イ゛ヒ クンバナバハシ アゥフ ピンナッバ。
イゥマーナンナ ニーヒ ターウーバンー、ニーヒ ユンナーバハシ アナィヒ ピンビーナッバ。
アクパーウユットゥフ ピンムムナントゥウイー ンッンーバ。 クムィ ピッイーシ ティッバナ アクブ クッターナ ウアクバハシ、アゥフ ピンナッバ。

 【翻訳】
 いきなりですが、これがムンビーナ語です。案外普通に感じると思います。
 読まれる音が簡単(単純)で、音数が少ないと皆考えています。
 単語数は170個程です。これらだけで全ての事を言える言語だ、と考えます私。

(半角の ハ ヒ フ は、息だけの音、「イ゛」はヤ行のイ)
(実際は -tn-, m- がぶつかると d 音に近くなる)
(実際は -ts- がぶつかると「ツァ行」に近くなる傾向がある)

表意文字綴り機

※表意文字綴り機※ 数字だけは
1-mum-7-tuu-ie
と交換して下さい。
(漢数字の「一個」と同じ発想)

 会話調な表現を好まず
芝居がかった表現になります。


・X「ンな事ァ言うワケ無ぇ〜ぢゃ〜ん」
・○「其 を 言わざるべし−我」

原始音声 最初期は12個程度の鳴き声でした。
原始音声

 一時期、古代日本語に絡める思惑から同音語が増えました。
(メモ専用であり訓読みするので、問題が無視されていた)


「それ・を・言う・ない・我。」
の様に読んでしまう。

しかも未だに「表意文字」にしないと
何だか読めないという不幸。

目当て 音素が少なく固有名詞の
表記に問題があります。
ラテン字環境ではそのまま書いて
良いとしています。
「セーラー服」→
k-si-ie-yae-x kina
 → "sailor" kina …の様に。
kina は「服」・決定詞)

【決定詞】
単語の大まかなジャンルを示す文字。
必ずしも読まない。
 例えば
k-si-ie-yae-x-sae
 では「セーラー 人」
→「海兵」のようになる。
sae は「〜する人」・決定詞)

【外来名詞の処遇例】
・スマホ
k-suo-mat-pun-x kat.
 →スーマップン=原音主義
F起源の音韻はP音表記が無難。
最後は決定詞。

・ランボルギーニカウンタック
k-yan-buo-kie-nie-kae-un-tat-kuo-x pun.
 →ヤンブーキーニーカーウンタックー
LR音、B以外の濁音が無いので、
近似音で言う。

・バオー来訪者
k-bae-uo-x bana ut-na mun.
 →バーウーな出るの人
固有名詞以外が混じった例。

・トイレのスッポン
puy-hie.
 →プィヒー
素直に意訳(「通し具」?)
に走る単語も少なくない。

・ラジオ tun-nae.
 →トゥンナー
これは意訳(線+無)&トンチ音訳
(ダジャレ、「チューナー」似の音韻)。

目印になる単語・文字

・助詞が切れ目になります。
字出しの「助辞」に詳しい
(が、多分IE専用)

-h  -h
「〜は、〜が、A=B、分離符」
(※変種 yahyah yah 「〜こそ」)

bu bu 「〜を」

si si
「〜で、〜に、〜く、副詞」
(※変種
-h  taisi  -h tai si
「(場所の)〜で、に」)

ta ta 「〜へ」

yi yi
「〜から、〜より、〜よって」
(※変種 yihyih yih
比較の「〜より」)

nn nn 「〜と、だから、しかし、
〜して、〜するけど、〜ならば」

-na(t) -na(t) 「〜するの、〜したの」
(動詞連体形を作る)

bana bana 「〜の、〜な、〜なる」
(連体修飾語を作る)

ba ba 「〜である、〜だ」
(言い終わり)

-hae hae 「〜か、〜や」
不定語尾)

h si -h si 「〜と(いう)、〜の様に」
(合成助辞)

他に、
au nai sui ai ku a anai an
等の代名詞類に留意。

 【表意文字例文】

インタッバナ キィ゙ナクシ
ユンバナ ムンブ ウムナッバ。

 …という例文があれば、
「助辞」だけを抜き出してみると:

in-tat bana kiy-naku si
○○○  ○○○○ 
yun bana mun bu um-nat ba.

○○  ○○  ○○したの だ

 あとは、bana の前にあるから修飾語だ、
-na(t) の前だから動詞だ、
他は普通の助辞の前だから名詞だ、
と分析出来ます。
(日本語に似ている)
 とりあえず yun 「多数」と mun 「人」は
逆引き単語帳(IE専用?)
ですぐ判るでしょう。

合成語の分析

 in-tat, kiy-naku は合成語です。
 um-nat は「語幹」+「動詞語尾」の
「動詞」ですが、併せて説明します。

 in-tat は、
「消えるの、消すの」+「時」です。
これを
「もう消えた(過ぎた)の+時」
と読んで「過去」としています。
ただし相当横着で、
現時点から過去全て
(「天地創造」から「ついさっき」まで)
になります。

 kiy-naku の方は
「切るの+事」と読めますが、
「戦い・戦争」という意味にも使います。

 um-nat は動詞で、
意味は「コロすの」だけです。
(例が悪い)

※末尾の「〜の」は動詞連体形の
目印に付ける習慣がある※

intat bana kiynaku si
過去 の 戦い で
yun bana mun bu umnat ba.

多数 の 人 を コロしたの だ。

目当て …となります。
判ってみると、しょーもない。

(幾らかの合成語はこういう所に保管)

動詞の読み方

 動詞には二通りあります。

1 um-nat ba
コロした。コロす事になってる。
普通コロす。

2 um-au
コロすだろう。コロしたい。
コロすかも。
(まだコロしてない)

 大まかに、この二つに分けられます。
1が過去〜現在、2が未来と覚えてて
良いかも知れません。
(「非未来」と「未来」?)

1は結果が見えている
(決まっている)動作です。

 2番は全般に「不定」です。
au の部分が入れ替わる事で
「人称」を変えられます。

 2通りの動詞は、
元は一つの変化系でしたが、
「連体形」だけが独立して
1番になりました。

 1番は ba の付いた形が
「終止形」になります。
um-nat は規則で消える)
では「連体形」です。

 2番はそのままでは「終止形」で、
更に -na(t) を付けると
「連体形」です。

 「連体」だ「終止」だと
ウルサイですが、人工言語は
この位でないと後で読めません。

 「コロす」は不適切?なので
「見る(の)」で説明します。

動詞意味

mae-na(t)
見るの〜
(完了連体)

mae-nat ba.
見るの だ。
(完了終止)

mae-au.
見るべし−我。
(未完了終止)

mae-au-na(t)
見るべき−我〜
(未完了連体)

※ただし上の「完了」「未完了」は
本来の意味と多少の齟齬がある。


 直接目的語があると他動詞に、
無いと自動詞に読みます。
 ただし「コロす」の様に
他動詞しか無いのもあります。

 自他の意味の差が激しい例:
mat- 「道、移動する」
 自動詞では「行く」ですが、
他動詞では「(を)運ぶ」です。
(英語の move に相当)

mat-au.
「私は行こう。」

pae-pae bu mat-au.
「私は本を運ぼう。」

※「道行く」
の様な表現は出来ない
「道行く」
と言わねばならない
math tai si mat-au.
(「場所」の合成助辞)※


 動詞の連体形は、
そのまま名詞に転用出来ます。
(「〜するモノ・事・人」など)
 mae 「目、見る」で言ってみると:

mae-na
「見るの
→見る人、監視員、カメラ…」

mae-au-na
「我見たいの
→何かの番組、オモロイ記事…」

mae-nai-na
「汝みるべきの
→例えばこのページとか…」

uo-nai-nah ae ba hae?
『貴方のお勧め』は何ですか?


 細かく言い分ける場合は、
やはり所定の語尾を使います。
「見るの」と「見られるの」、
行為者が「人」か「機械」かで
全然違うので注意。

mae-sae
「見る(事を生業とする)人
→監視員、斥候、〜ウォッチャー」

mae-hie
「見る(為の)道具
→望遠鏡の類、カメラ類」

mae-nan
「見られるモノ(人含む)
→標的、看板、モデル、芸人等」

mae-naku
「見る事一般」

 この要領で
語幹の方がまた合成語になったりで、
例えば iu-mae-sae なら
 「字(を)+見る+人」→「読む+人」で
「朗読者」の様に派生して行きます。

派生語尾派生語尾
ku-taih tai ta bana bu nai pam-na nn,
 ここまでの事をマスターすれば、
8-san bu iu-mae-tae-nai?
八割を読めるのではないか、と。

横着な形容詞

 本来のムンビーナ語の形容詞は
「スゴイ」「ショボイ」「快い」「不快」
だけです。
 ただし最近は客観的な
分量・数値表現もあります。
次の通り:

puo-yuth ika(kuma)
 熱の度合が+大きい(小さい)
…の様に言います。
通常は -yut を略して:

puo-ika
 熱・大きい→温度が高い
…と言います。
-yut を略しているという含みあり)

 仮に -h (分離符)を挿入して
puoh ika と言うと、
「炎大きい」と読みます。

puo-yuth 90 ba.
「熱が90度だ。」
数値は、こんな感じで。

 「 put 火」の第2字義
(合成語時に現れる)として
「熱」があります。
合成語

 「熱」が「ショボイ」で
「寒い」になります。
 通常は摂氏温度(℃)で
良い事にしています。


 感情の形容詞も主観的で、
常に「私は〜と思う」が含まれています。
 すると「私」以外の感情での
場合に問題が発生します:

naih uo ba.
 汝が 好き だ。
→ 汝=(私が)好き也。

 単純な uo, aya は、
「私(話者)」の感情である前提です。
(ただし、恋愛感情以外も含む)

 感情主が「私」以外の場合、
日本語には無い助辞 yah を使います:

nai yah uo ba.
 汝 こそ 好き 也。

 これは
「提示された主語(ここでは「汝」)
を感情主とする」
という助辞です。

"Meros"h aya ba.
→話者がメロスを嫌ってる。

"Meros" yah aya ba.
→メロス本人が何かを嫌ってる。


その他・雑感

 助動詞は語幹と語尾の間に割込ませる
という、ちょっと強引な使い方です。
 実は動詞否定形も、それに準じます。

mae-nan-na(t)
「見られるの」

mae-tin-na(t)
「見させるの」

mae-tae-na(t)
「見る事が出来るの」

mae-bie-na(t)
「見ているの」

mae-nae-na(t)
「見ないの」

 mae-tin-nan-bie-na
「見させられてるの」
と、複合もあり得ます。


 一部の長い綴りの単語には
略記があります。

BT = baetae
「原住民、日本人」

KB = kambuy
「神」

SP = sumpaya
「身体」

TT = tutuy
「マンガ・画像」


目当て 実用綴りとして
サイト表紙の雑記の様な
「トロピカル綴り」というモノが
使われます。
 ハイフン無し、続け読みしない
母音の前にはアポストロフィを打ちます。

kutaih tai si auh kutbiena aku bu, naih kimtaenah si au pinnat ba.
ku iu'iu bu iumaetaenai? kuh "Tropical" iu'utnaku ba.

 トロピカル綴りでは、ラテン字綴り
(固有名詞等)の一部の制約が
無くなります。
(上の "Tropical" の様に)


工事中…
目当て

au nn ai nn, ae-mun bu naih uo-nat ba hae?

表意文字綴り機

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